創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

歴代上人御指南

『化義抄』を学ぶ⑬(57~60条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第57条】法華宗の大綱の義理を背く人をば謗法と申すなり、謗とは乖背の別名なるが故なり、門徒の僧俗の中に加様の人ある時…

『化義抄』を学ぶ⑫(52~56条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第52条】謗法の妻子眷属などをば連連教化すべし、上代は三年を限つて教化して叶わざれば中を違うべしと候いけれども、末代…

『化義抄』を学ぶ⑪(46~51条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第46条】当宗の経を持つ人、二親をも当宗の戒名を付けて又仏なんども当宗の仏を立つる時、初七日より乃至四十九日百箇日乃至…

『化義抄』を学ぶ⑩(41~45条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第41条】仏事引導の時、理の廻向有るべからず、智者の解行は観行即の宗旨なる故に事の廻向然るべきなり、迷人愚人の上の宗旨…

『化義抄』を学ぶ⑨(36~40条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第36条】当宗には談義あるべからず、其の故は談義とは其の文段を横に沙汰する故に智者の所行なり、当宗は信の宗旨なる故に爾…

『化義抄』を学ぶ⑧(32~35条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第32条】法華経をば、一部読まざれども、一部本尊の御前にもおき、我が前にも置くべきなり。方便寿量品につづめて読むも、本迹の…

『化義抄』を学ぶ⑦(27~31条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第27条】信と云い血脈と云い法水と云う事は同じ事なり、信が動ぜざれば其の筋目違うべからざるなり、違わずんば血脈法水は違…

『化義抄』を学ぶ⑥(20~26条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第20条】紫香、青香等の色有る袈裟を懸くべからず、律師已上の用ゆる所なる故に、但し五帖、長絹、重衣等計りを用ふべきなり…

『化義抄』を学ぶ⑤(14~19条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第14条】信者門徒より来る一切の酒をば、当住持始めらるべし、只、月見、二度の花見等計り児の始めらるるなり、其の故は三世…

『化義抄』を学ぶ④(9~13条)

赤文字は有師『化義抄』、青文字は亨師『註解』、太字は達師『略解』からの引用。 【第9条】真俗老若を斥らばず、いさかいを寺中に於いて有る時は両人共に出仕を止めらるゝなり云云。 本条は寺院内における喧嘩口論を禁止している条項です。寺院は異体同心…

『化義抄』を学ぶ③(6~8条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。 【第6条】仏事追善の引導の時の廻向の事、私の心中有るべからず、経を読んて此の経の功用に依つて当亡者の戒名を以つて無始の…

『化義抄』を学ぶ②(3~5条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は『註解』からの引用文といたします。 【第3条】名聞名利は世事なり、仏法は自他の情執の尽きたる所なり、名聞名利は自身の為なるが故に世事なり、出家として此の心有る時は清浄の仏法を盗んで名聞名利のあき…

『化義抄』を学ぶ①(1~2条)

今月から『化義抄』を学んでいきたいと思います。『化義抄』は第9世日有上人の御指南を弟子の南条日住師が121箇条にまとめたもので、日興上人の『遺誡置文』と並んで日蓮正宗の僧俗としての化義の基となっている書物です。また本抄の解説として日亨上人の『…

六巻抄拝読の為の基礎知識㉑(当家三衣抄②)

いよいよ今日で『六巻抄』についての記事は終わりです。早速前回の続きから。 ◆問う、袈裟の功徳実に是れ無量なり(中略)今疑う、諸宗門の袈裟皆此くの如き微妙の功徳を具するや。 ここは様々な経典で袈裟の功徳について説かれているが諸宗の袈裟にも功徳が…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑳(当家三衣抄①)

今回から六巻抄の最後の『当家三衣抄』です。本抄には富士門流(日蓮正宗)の御僧侶がお召しになる袈裟についての御指南と後半に少し数珠についての御指南が書かれいます。袈裟については信徒とは直接関係がありませんが知識として覚えておくのは悪くないで…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑲(当流行事抄④)

今回は『当流行事』の第3の「唱題編」です。ここまで助行としての方便品・寿量品読誦の意義でしたがここでは正行としての唱題の意義を御指南されています。では早速読み進めたいと思います。 ◆夫れ唱題の立行は余事を雑えず。此れ乃ち久遠実成名字の妙法を…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑱(当流行事抄③)

今回は、「当流行事抄」の寿量品編です。まず最初に寿量品読誦の意義について、 ◆唯是れ文底が家の寿量品を読誦して以って助行とするなり。此こに亦二意有り、一には所破の為め、二には所用の為めなり。是れ則ち此の品元両種の顕本、体内・体外等の義を含む…

日興遺誡置文の研鑽⑨

「日興遺誡置文」の研鑽も今回で最後です。早速、いってみたいと思います。 一、若輩爲りと雖も高位の檀那より末座に居くべからざる事。 この条項は僧俗の立てわけについての御遺誡です。どんなに若輩の僧侶であっても高位の在家信徒よりも末座に置いてはな…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑰(当流行事抄②)

今回は「当流行事抄」の第1章「方便品」編についてです。 ◆問う、凡そ当流の意は一代経の中には但法華経、法華経の中には但本門寿量品を以って用いて所依と為し、専ら迹門無得道の旨を談ず、何んぞ亦方便品を読誦し以って助行とするや~ 最初に無得道である…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑯(当流行事抄①)

今回から「当流行事抄」に入ります。「末法相応抄上」で一部読誦の修行を破折しましたが本抄では大聖人門下の正しい修行を御指南されます。「当流」というのは言うまでもなく「日興門流」「富士門流」であり現在は日蓮正宗です。「行事」とは修行のことです…

日興遺誡置文の研鑽⑧

あと少しで日興遺誡置文の研鑽は終わりです。では早速研鑽に移ります。 一、謗法と同座すべからず、與同罪を恐るべき事。 この御遺誡は謗法と同座即ち「与同罪」を戒めている御文です。大聖人は『妙法比丘尼御返事』の中で ◆いかに信ずるやうなれども法華経…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑮(末法相応抄③)

今日は「末法相応抄・下」の基礎知識です。前回の上巻は日辰の一部読誦の邪義の破折でしたが今回の下巻は「造仏」の破折の巻になります。「造仏」とは日辰の主張する色相荘厳の仏像を造することを指します。本抄では日辰の書である「造仏論議」(日辰が記)…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑭(末法相応抄②)

今日は『末法相応抄・上』の基礎知識です。『末法相応抄・上』は法華経一部読誦について書かれています。末法に置いて法華経一部二十八品を読誦してはいけない理由が書かれています。曰く ◇一には正業の題目を妨ぐるが故に(中略)、二には末法は折伏の時な…

日興遺誡置文の研鑽⑦

一、時の貫首爲りと雖も佛法に相違して己義を構へば之を用ふべからざる事。 一、衆議爲りと雖も、佛法に相違有らば貫首之を摧くべき事。 この2条項はセットになっている条項です。創価が良く使うのが前文の「時の貫主云々」という御文です。この「時の貫主…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑬(末法相応抄①)

今回から末法相応抄第4の学習に入ります。六巻抄のここまでの前半の3抄(三重秘伝抄・文底秘沈抄 ・依義判文抄)は、化法に関する法門のご指南でしたが、後半の3抄は化義に関する法門のご指南になります。そしてこの『末法相応抄』は、要法寺の広蔵院日辰…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑫(依義判文抄④)

今回は「依義判文抄」の最後の部分で宗教の五綱(五箇・五義)を説明した後にその五義が証文を挙げて結ばれています。 ◇問う、宗旨の三箇経文分明なり、宗教の五箇の証文如何。答う、当流の五義は永く諸門に異なる、故に須く先ず五義を暁らめて後に証文を尋…

日興遺誡置文の研鑽⑥

一、未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事。 今回はまずこの条項からです。「随力弘通」とは大聖人の◆在家の御身は但余念なく南無妙法蓮華経と御唱えありて僧をも供養し給うが肝心にて候なり、それも経文の如くならば随力演説も有るべきか(…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑪(依義判文抄③)

今回は依義判文の10個の具体例のうち後半5個を学習します。 【第六に寿量品の一心欲見仏等の文】 ◇寿量品に云わく、一心欲見仏不自惜身命、時我及衆僧倶出霊鷲山云云。 此の文に三大秘法分明なり。所謂初めの二句は本門の題目なり、時我及衆僧等は即ち本…

日興遺誡置文の研鑽⑤

今回のご遺誡は大聖人仏法の法門法義の正しい学び方関連のご指南になります。 一、義道の落居無くして天台の学文す可からざる事。 「義道」は大聖人仏法の教義の筋道の事で「落居」とは完成という意味で要するに大聖人仏法の法門法義をマスターしていないの…

六巻抄拝読の為の基礎知識⑩(依義判文抄②)

前回は法華経文上にも三大秘法が説かれている事を知るために三大秘法の開合の相を示しましが今回はそれを踏まえて実際に法華経の文を挙げ、法華経文上に三大秘法が説かれていることをご指南されている部分になります。全部で10の文を挙げていますがまずはそ…