創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

『化義抄』を学ぶ③(6~8条)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。

【第6条】仏事追善の引導の時の廻向の事、私の心中有るべからず、経を読んて此の経の功用に依つて当亡者の戒名を以つて無始の罪障を滅して成仏得道疑ひなし、乃至法界平等利益。

本条は葬儀の引導や法事の追善供養において御僧侶は私心なく行わなければならいという葬儀等の法事を行う時の御僧侶の心構えを示した条項です。私心なく読経しこの御本尊の功力により亡くなった方は戒名をもって無始からの罪障を消滅し成仏するという事です。創価は「戒名不要」などとインチキ説法をしてますが、御僧侶がなかなられた人に「戒名」を与え御本尊に唱題するときにその人は成仏ができるとというのが富士門流の正しい化義なのです。「戒名」というのは師匠(御僧侶)から仏弟子として認めてもらった証であり、また葬儀の時の御僧侶の唱題とは日常的に私達が申しあげている題目とは意味合いが違います。日常の唱題はあくまでも修行としての唱題ですが葬儀の時の唱題は修行ではなく引導(成仏に導く唱題)なのです。ですからく修行中の身である在家の荒凡夫が葬儀で唱題しても引導はできません。仏弟子としての「戒名」もなく、背広を着たど素人がいつもの同じように唱題をするという創価の葬儀はこの第6条に照らしても故人を成仏に導くことはできない事は明白です。日亨上人の註解にも、

◇亡霊への廻向には・其導師たるもの少しも私の意志を挟むべからず、御経の功用に任すべし、此時は蓋し、戒名に意義ありと意得べしとなり。(註解111条)

とあり。また日達上人の御指南にも、

◇追福作善の法事、あるいは葬式の引導の回向には(中略)ただ読経唱題して、『妙法経力即身成仏』の功用にまかせる時、その亡者を戒名によせて、その亡者の無始いらいの謗法罪障を消滅し即身成仏は疑いないのであります」(化儀抄略解)

とあるように創価の「戒名不要論」は富士門流の化義としていかに邪義であるか本条を読めばわかります。

【第7条】同朋門徒中に真俗の人を師範に訴ふ時、さゝへらるゝ人、起請を以て陳法する時、免許を蒙るなり、然るに支へつる輩は誤りなり仍つて不審を蒙る間、是れも又起請を以て堅く支へらる時は両方且らく同心なきなり、何れも起請なる故に仏意計り難し失ちに依るべきか云云。

本条は同門同士で訴えが対立した時に訴えらた側は起請文(御本尊に対する誓文)を出し自身の潔白を示せば許され、また訴えた側も同じく起請文を出し自身の訴えが間違っていないと示せば許されるということです、さて、そうなると双方の起請が相対することになりますが後の結果については御本尊の御仏智に任せなさい。ということです。つまり弟子が相対する訴えをした時には、師匠はどちらの味方をすることなく御仏智にまかせるようにという御指南です。もちろん明らかに一方が間違っている時はこの範疇ではありませんが、そうでない時は双方に御本尊に対して誓いをたてさせ判断は御本尊に任せるということです。52路線の時に池田創価を日達上人が許されたのは本条項に則った采配したわけです。ところが正信会の連中は創価が悪いの一点張りで最後は法主上人にまで敵対したのは正宗僧侶でありながら本条を理解できていなかったということでしょう。もっともその後の創価の所業を見れば創価もまた52路線当時の御本尊に対する誓いはウソだったわけで、そんな創価の御本尊に対する不敬が平成になって表面化したのも御仏智によるものでしょう。

【第8条】実名、有職、袈裟、守、漫荼羅、本尊等の望みを、本寺に登山しても田舎の小師へ披露し、小師の吹挙を取りて本寺にて免許有る時は、仏法の功徳の次第然るべく候、直に申す時は功徳爾るべからず云云。

本条は、実名(日号)有職阿闍梨号)守り本尊や常住本尊などを法主上人(本山)に願い出る時は、田舎の小師(所属寺院の御住職)を通して願い出るようにという御指南で、直接(直に申す)法主上人(本山)に願い出るようなことをしたら功徳はないと言われています。このような師弟相対、師弟の筋目を違えないのが富士門流の上古からの化義なのです。いまでいうと「添書登山」がこの条項に該当します。創価は宗門が添書登山に切り替えた時に猛反発し宗門を批判しましたが、本条にあるように「添書登山方式」はむしろ本来の在り方であり創価の批判は的外れなのです。もっとも今の創価戒壇大御本尊を捨てたので登山は無関係ですけどね。また本条を広く解釈すれば、大聖人直結という創価や大御本尊直結遥拝勤行の顕正会も「直に申す」信心であり、そのような師弟相対の筋目を外した時には功徳はないと日有上人は御指南されているのです。

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