創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

六巻抄拝読の為の基礎知識⑯(当流行事抄①)

今回から「当流行事抄」に入ります。「末法相応抄上」で一部読誦の修行を破折しましたが本抄では大聖人門下の正しい修行を御指南されます。「当流」というのは言うまでもなく「日興門流」「富士門流」であり現在は日蓮正宗です。「行事」とは修行のことですから本抄は「日蓮正宗の修行」のついての御指南です。【修行に二有り、所謂正行及び助行なり。宗々殊なりと雖も同じく正助を立つ】とあるように修行にはどの宗派であれ『正行』と『助行』があります。『助行』とは【初めに助行とは方便・寿量の両品を読誦し、正行甚深の功徳を助顕す】で方便品・寿量品の読誦で要は勤行のことです。『正行』は【次ぎに正行とは三世諸仏の出世の本懐、法華経二十八品の最要、本門寿量の肝心、文底秘沈の大法、本地難思、境智冥合、久遠元初の自受用身の当体、事の一念三千、無作本有の南無妙法蓮華経是れなり】で唱題です。ここは後で詳しい御指南があります。さて正行と助行の関係を日寛上人は【譬えば灰汁の清水を助け塩酢の米麺の味を助くるが如し、故に助行と言うなり】と簡単に説明してます。「灰汁」とは今でいう洗剤です。「米麺」とは主食で「塩酢」というのは今でいうと”おかず”でしょうか。この「灰汁」「塩酢」が助行に当たります。そして【此の助行の中に亦傍正有り、方便を傍とし寿量を正と為す。是れ則ち遠近親疎の別有るに由る故なり、傍正有りと雖も倶に是れ助行なり】と助行にも傍(方便品読誦)正(寿量品読誦)があります。まとめると、正行=唱題・助行=勤行で方便品は傍で寿量品が正。ということです。冒頭で勤行・唱題のそれぞれ分別しここから勤行・唱題の意義についての御指南が書かれているのがこの「当流行事抄」の内容です。さて本抄の冒頭に

◆大覚世尊設教の元意は一切衆生をして修行せしめんが為めなり

との御指南がありますがここは非常に重要です。仏が教えを設けるのは一切衆生に修行をさせるためです。一切衆生を成仏させるのが仏の本懐ですがその本懐を遂げるためには修行を教えなければならないからです。いくら法体を教えたところでその法体を受持する修行がなければ意味がないのです。大聖人もまた同じで御書をつぶさに読んでいくと分かりますが御書に書かれてる内容のほとんどは「修行」のことなんですね。法体につてはほとんど書かれてないし書かれていたとしても法体を部分的に書いているだけなのです。ですから創価民のいう「弘安二年の大御本尊が法体だとは御書に書いていない」というのは当たり前のことです。大聖人が門下・信徒に教えようとしたのは「法体」ではなく「修行」が『元意』なのですから。この修行と法体を混同し分別できないのが創価教学です。ついでにもうひとつ書いておきますが創価民お得意の御書の御文に

◆教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ(崇峻天皇御書)

がありますが、この御文も創価民のいうような世法・道徳的な振る舞いを主眼にして言っているのではありません。ここでいう所の振る舞いとは「修行」ということです。当御文の次上には法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり、不軽菩薩の人を敬いしはいかなる事ぞと不軽菩薩の修行について書かれていていますので当御文の振る舞いというのは修行のことを言われているのは明白です。勤行唱題・御供養や参詣といった御書に書かれている行体・行儀(修行)を教示することが御本仏の出世の本懐なのです。そのうえた正しい修行をしている信徒は世間的にも正しい振る舞いができるようになると言われているのが上記の御文です。さて戻って「当流行事抄」の冒頭の文は

◆行者応に知るべし、受け難きを受け値い難きに値う、曇華にも超え浮木にも勝れり、一生空しく過ごさば万劫必ず悔いん、身命を惜まずして須く信行を励むべし、円頂方袍にして懶惰懈怠の者は是れ我が弟子に非ず、即ち外道の弟子なりと云云。慎しむ可し、慎しむ可し、勤めよや、勤めよや。

懶惰懈怠にして信行を疎かにする者は日蓮大聖人の弟子ではなく外道の弟子であるというと大変に厳しいお言葉で締められています。現状の創価のインスタント勤行などはまさに「懶惰懈怠」の姿そのものであり創価民が外道の弟子あることの動かざる現証ですね。「懈怠」は十四誹謗のひとつでもあり謗法です。「円頂方袍」とは一応は僧侶のことを指しますが「当流」の中には僧侶だけでなく我々信徒も含まれていますから、この御指南は「当流」すなわち日興門下ひいては大聖人門下の全ての僧俗に対する御指南です。まずは日々の勤行・唱題の修行をしっかりと勤めその後に折伏、ご供養、参詣、登山と大聖人が教えてくれた成仏への修行に励んできたいと思います。

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