創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

日興遺誡置文の研鑽⑥

一、未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事。

今回はまずこの条項からです。「随力弘通」とは大聖人の◆在家の御身は但余念なく南無妙法蓮華経と御唱えありて僧をも供養し給うが肝心にて候なり、それも経文の如くならば随力演説も有るべきか(松野殿御返事)との御妙判の「随力演説」と同じ意味です。要するに折伏のことです。では広宣流布が終わっていない間はなぜ折伏しないとならないかというと◆今日本国すでに大謗法の国となりて(妙法比丘尼御返事)◆若ししからば日本国当世は国一同に不孝謗法の国なるべし(法門申さるべき様の事)と御書にあるように広宣流布しない間は謗法がはこびっているいるからです。大聖人は涅槃経の◆「若し善比丘あつて法を壊ぶる者を見て置いて呵責し駈遣し挙処せずんば当に知るべし是の人は仏法の中の怨なり、若し能く駈遣し呵責し挙処せば是れ我が弟子真の声聞なり」の経文を何度も御書に引用しています。謗法者を見ていながら折伏をしないということは「仏法の中の怨」になってしまいます。それでは折角この正法に出会えても成仏が叶いません。だから広宣流布が成就しないうちは折伏をすべきであると日興上人は御遺誡されているのです。ここで気をつけないといけないのが「随力弘法」です身命を捨て文字色と日興上人がいわれているだから「随力弘法」とは「全力で」という意味なんですが、「自分の力に従って折伏をすればいいんだ」というところから始まって、「随力弘法だから自分がやれる時に折伏をすればいい」という方向に行きやがて「仕事が忙しいから」「遊びや趣味で忙しいから」「折伏できる下種先が無いから」と自分が折伏をしない言い訳に「随力弘法」を拡大解釈してしまいがちです。自己都合の拡大解釈で自分に自分で言い訳をしなようにと私は心がけています。もちろん、仕事も遊びも必要だし、下種先も無限じゃないから「弘法」したくても出来ない時もあります。そんな時は私は「随力UP」を目指します。折伏ができないのではなくてただ単に現在の自分の力不足。力がUPすれば今まで折伏できなくてもいつか絶対にできると決めて唱題し教学を学んでいく。それが「随力弘法」の本義なのではないかと思います。朝の勤行の四座では【祈念し奉る一天 四海本因妙、広宣流布、大願成就御祈祷の御為に】と大聖人の大願である一天四海広宣流布成就を祈念しています。そうであるなら「随力弘通」をしていかなければ御本仏に対して嘘の祈念をしていることになります。そうならないいよう、そして少しでも御本仏の大願成就のお役に立てるように自身の「信心力」を深め高めていきたいものです。

一、身軽法重の行者に於ては下劣の法師為りと雖も当如敬仏の道理に任せて信敬を致す可き事。

一、弘通の法師に於ては下輩為りと雖も老僧の思を為す可き事。

一、下劣の者為りと雖も我より智勝れたる者をば仰いで師匠とす可き事。

この3条項は3つで「ワンセット」になっている条項です。この3つはそれぞれ「信」「行」「学」について言われているいます。【身軽法重の行者】とは「信」。【弘通の法師】とは「行」。【我より智勝れたる者】とは「学」のことです。そして共通しているのは、「信」「行」「学」に優れている人に対してはその人の信心歴やましてや社会的地位や性別・年齢関係なく尊敬し敬い大切にしていくべきこととの御遺誡です。「学」に優れている人は師匠のように思い学んでいく。「折伏」を行じている人は老僧を思うように大切にしていく。そしてなにより「信」の強き人は仏様のように信じ敬っていく。「信行学」は全て大切ですがこうして3条項を比べると、やはり「信」が一番の根本であることがわかります。この3条項は池田創価が宗門を権威主義・差別主義などと誹謗するときにたまに使う創価民がいますが、文証の使い方として全く逆です。古来から宗門では「信行学」に優れる人を年齢・僧俗の立場関係なく大切にするという日興上人の御遺誡を遵守しています。池田大作氏がもしも宗門から軽んじていたと感じていたなら、それは池田氏が「信行学」ともに「下劣のモノ」だったからでしょう。そもそも、創価の方が役職の上下で信心の上下も決めるような権威的差別が存在する組織でしょう。幹部からの指導なんてまさにその典型です。また私事ですが、私は選挙の時に折伏してたら仏敵・師敵対といわれ、御書ばかり読んでいると退転者になるとも言われました。明らかに日興上人の御遺誡と違うのが創価です。また私の体感として創価はその組織運営の方法から折伏等で結果を出す人や教学力がある人を嫉妬し貶める幹部が多い気がします。それはともあれ先ほど書いた自身の信心を深め高めるには「信行学」に優れた方々を尊敬しそのような方々から学ぶ姿勢と心が大切だと思います。

▼1日1クリックしてくれると嬉しいです。


にほんブログ村


創価学会ランキング