創価教学じゃない御書講義（2023年12月座談会御書・日妙聖人御書）

我ら具縛の凡夫、たちまちに教主釈尊と功徳ひとし。彼の功徳を全体うけとる故なり。経に云わく「我がごとく等しくして異なることなし」等云々。法華経を心得る者は釈尊と斉等なりと申す文なり。

今月の座談御書も以前一度やった御文なので下に以前の講義と日妙聖人の略伝記事を貼って置くよ。さて今回も前回の講義と重複するけど創価教学ってこういう御文を学ぶとほぼ高確率で「自分と仏は等しい」いうような講義をするよね。そして最近の傾向では「法華経」を「南無妙法蓮華経」と講義する。昔は「法華経＝南無妙法蓮華経＝戒壇大御本尊」って会通したんだよ。六波羅蜜（釈尊の因行）が具わっているのは、本門の本尊の南無妙法蓮華経でその体は戒壇大御本尊っていうのが正しい日興門流の教学なのだか戒壇大御本尊を棄てた創価は「南無妙法蓮華経」とだけ言って誤魔化す。そもそも創価のいう「南無妙法蓮華経」の体って何だよ？説明できないだろ今の創価教学じゃ。そして「自分本仏論」な。これは池田インチキ教学のメインのひとつの我見・邪義なんだけど、「我がごとく等しくして異なることなし」（如我等無異）っていうのは仏と凡夫が全同になることではない。そこには導く側（仏）と導かれる側（衆生）の区別があるわけだ。だから凡夫が成仏（仏を開く）することはできても仏そのもの（導く側）にはならないのだよ。この御文を創価では師弟不二なんていうけどここで言う師匠ってのは池田だろ。池田は凡夫だから導く側ではない。池田がいくら成仏していても（実際は成仏なんてしていないが）、池田に仏力・法力はないし池田が法体を相承して所持しているわけでもない。そこが池田と法主上人との違いなんだわ。御歴代の法主上人は法体相承を受けてているからその内証は御本仏の代理で「導く側」なんだよ。だからといって大聖人（戒壇大御本尊）と全同ではない。全同ではないから法主上人も修行（勤行・唱題など）をするのだから。御本仏は修行する必要がないのだよ。何故なら既に仏なのだから「成仏」の為の修行は不要なんだわ。大聖人がご存命の時に修行したのは示同凡夫の姿を見せて末法の修行の在り方を弟子檀那に教えるためだ。だから御入滅後に戒壇大御本尊として不滅の相を顕わされて以来修行しないだろ。戒壇大御本尊は勤行・唱題しない。故に御本仏なんだわ。池田がサボって勤行・唱題しないのとは訳が違う。池田の場合は単なる懈怠謗法だからな。「本尊は物体なんだからそんな事は当たり前だろ」と笑う学会員もいるだろうが、ここが分からないヤツは宗教的資質がないから信仰を語るレベルではない。なので池田と師弟不二の活動しようと努力した所で仏にはならない。当然、戒壇大御本尊（御本仏）を捨てたのだから釈尊と同じ功徳を得ることもない。池田創価は仏法は師弟というけどその以前に大切なのは能（仏）所（衆生）の立て分けなんだわ。能所を無視した師弟論なんて仏法にはない。その立てわけを出来ないのが創価インチキ教学な。例えば本文の【法華経を心得る者は釈尊と斉等なり】の一文も能所の違いで二筋の会通がある。衆生側で会通すれば、【法華経を心得る者】とは戒壇大御本尊を信じて唱題を上げる事、即ち戒壇大御本尊を受持する弟子檀那のことで、正しく受持をしている弟子檀那は「その功徳」が釈尊と同じということになるが、仏（能）側で会通すれば【法華経を心得る者】とは外用上行の日蓮大聖人のことで、大聖人が教主釈尊と同じという意味になり、大聖人が末法の御本仏であるという意味になる。そして、池田大作が仮に立派な信心で尊敬に価するような人間だったとしても能化である御本仏にはならない。つまり師匠・池田大作と同じ境涯になっても意味がないし、池田が弟子共を自分と同じ境涯にしようなんて思う事は「謂己均仏」の謗法なのである。当該御書には◆糞を栴檀と申すとも、栴檀の香なし。と書かれているが、池田創価がいくら「御真筆と書写の本尊は全て同じ」「未来の経典には創価学会仏と記されるだろう」といった所で、それは糞を栴檀といっているのと同じである。創価仏も創価本尊も所詮は糞の臭いしかしないのである。糞の臭いとは功徳（栴檀）と正反対のモノである。だから池田と同じ境涯なんて目指す必要など全くない。池田も死んだのだから早く御本部の許に戻り教主・釈尊と同じ功徳を受けとる方が後生の為だ。そもそも池田と同じ境涯になったらマジで大謗法で無間地獄待ったなしだぞ。