昨年末に大石寺登山の帰りに少し足を伊豆市の実成寺まで行ってきました。実成寺は1301年(正安3年)4月に日尊師によって、この地の豪族大見氏の一族だった大見小藤太成家の居館跡に創建され、1799年(寛政11年)3月8日に焼失しますが、1844年(弘化1年)に客殿が、1847年(弘化4年)に本堂が再建されました。実成寺は「興門八本山」のひとつに数えられている本山格の寺院です。明治9年(1876)に富士門流の統一教団日蓮宗興門派、明治32年(1899)に日蓮本門宗(本門宗)、昭和16年(1941)に残念なことに日蓮宗となってしまいました。




こじんまりとした本堂と祖師堂が並んで建っています。祖師堂には松崎町江奈出身で狩野派の画法を修めた石田富次郎作の立派な彫刻が欄間などに施されているらしいのですが、中に入れなかったのでよく見ることができませんでした。


入口に黒門があります。その正面が本堂です。また敷地内に大見家政の墓地。家政が何をした人か良く知らないのですが、寺院の東側の山が「山城跡」になっていて、この城を作ったのが家政かその子供だと言われいるようです。興門八本山と言われるからにはある程度の規模かあるのかと想像していましたが、堂宇は本堂と祖師堂、それに無人ぽい古い庫裏と小さめの墓地だけ。周囲は長閑でいい雰囲気なのですが、本山というには少し寂しい気がしました。正宗に帰伏したら庫裏も直して住職も置いて法華講員も集まって活気ある寺院になるのになぁって思いました。いや日蓮宗も本山格の寺院なのだからもう少し丁重に扱えよ。どうも身延は興門派寺院をぞんざいに扱っている気がします。
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