創価ダメだしブログ

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創価学会破門の経緯と真実③『11・16スピーチ』

平成2年初頭から始まった池田創価の宗門・法主批判が公になったのが平成2年11月16日の創価学会第35回本部幹部会における後に『11・16スピーチ』と呼ばれることになる池田スピーチである。思えば52年路線の発端となったのも池田の『仏教史観を語る』という講演だった。その時と全く同じ方法で池田創価は宗門批判を開始したのだ。この『11・16スピーチ』を録音したテープが全国から数本、宗務院に届けられ大問題となる。録音に成功した元創価女子部の証言によると4度目の挑戦だったそうだ。つまりそれ以前(11・16)から池田のスピーチに疑問を抱いていた会員が全国に大勢いたということになる。この時の池田スピーチで問題となったのは概ね以下の発言である。「文化運動、ね。文化も一生懸命、今、仏法を基調にしてね、文化・平和。文化は要らないと、詩法だ。もうわけがわからない、ね。なんにも苦労していないから。本当のことを、社会を知らないから、折伏もしていないから。(日達上人の昭和50年のNSAの第12回の総会の平和文化運動に関するメッセージを引いて)それがいけないって言うんですよ。折伏だけで、全部教条的にね、やれおかしいよって言うんだ。おかしいよ」「猊下というものは信徒の幸福を考えなきゃあいけない。権力じゃありません。」「全然、また難しい教義、聞いたって解んないんだ。誰も解らないんだ、ドイツ語聞いていろみたいにね。それで『俺偉いんだ。お前ども、信徒ども、信者、信者って。そんなのありませんよ、この時代に。時代とともにやればいい、学会は。」「あくまで御書です。御本尊です、法は。これが解かればいいんです。あと、ちゃんと日淳上人、それから堀猊下、全部日達上人、きちーっと学会を守ってますよね。」「大聖人が我が門下の死は、私どもの死は、信者の死なんて言わないです、大聖人は。そういうことはほとんどないです。門下、我が一類とかね、正信会なんて『信者、信者』言って、みんな信者だ、御本尊のよ、坊さんだって。違いますか、坊さんだけほか拝んでんのかよ。」
「今はですよ、出家ってもね、あのー、ちゃんと奥さんをもらって赤ちゃんつくってさ。」「700年間折伏がそんなに出来なかったんですよ。よーく知っていらっしゃるんです。今はもう当たり前と思ってね。威張っている人がいる。とんでもない」「ゴ大統領は、新思考法といって、もう、どんなことでも模索している。同じ布教においても、こういうふうに、みんな一生懸命考えながら、工夫して折伏するのがないでしょう、ね。日蓮正宗で、いなかったんですよ。それを学会がやってるから、学会を絶対にすばらしい、ということであります。」
と他にもあるがこんな調子である。聖教新聞では宗門批判に関する記述は削除されていたが、これらの発言は間違いなく本幹で池田が語ったことで私自身、リアルタイムで聞いている。この第35回本部幹部会は私にとって創価に入会して初めて参加した本幹なのでよく覚えている。当時は全然創価や宗門の事は分からなかったがなんで僧侶を批判しているのかと少し違和感を覚えたことを記憶している。日蓮正宗の信仰が分かっていなかった私が違和感を感じるくらいだから、信仰歴の長い創価学会員が池田発言に疑義を感じたのは想像に難くない。後年、この発言を読み返したて明らかに宗門・法主上人に対しする批判であることは十分理解できるようになったが当時の私は創価活動家なのでこの批判は正当であると思っていた。現在はその時よりも教学も深化しこの池田発言は謗法であると断言し破折することもできる。この『11・16スピーチ』によって宗創の対立は深まっていく。『破和合僧』のきっかけとなったのは間違いなくこのスピーチであり仕掛けたのは池田創価側であることは史実だ。そしてまずは宗門から平成2年12月13日付けで、『お尋ね』文書が創価に対して送付されここから『往復文書』のやりとりとなるのだがそれは次回に譲るとして、この発言よりおよそ1年後の平成3年10月17日(破門前)に池田は、「今回の宗門問題でも、いわゆる「11・16のスピーチ」が発端のように宗門は偽装してきたが決してそうではない。スピーチに対する宗門の批判は盗み取りしたテープをもとに、しかも誤った反訳をしたうえで、それに曲解と歪曲を加えたものであり、学会が事実誤認を指摘すると、柱となる項目について「お詫びし、撤回します」という、お粗末なものであった。もともと、何ら批判されるような内容ではないにもかかわらず、意図的にこじつけて誹謗する──すべて、おとしいれんがための言い掛かりにすぎなかった。なお、正本堂の意義に関して、「日達上人も言われていなかったことを、信徒の分際で先んじて断定した、慢心である」と批判してきたことも、すぐに「日達上人の確かなお言葉があったので訂正する」と撤回している。日達上人の御指南を正しく踏まえた発言だったことを認めたわけであり、初めから批判すべき点などなかったのである。何の証拠もなく、初めから有罪と決めつける──まさに「冤罪事件」の典型であろう」池田大作全集第79巻)とスピーチしているがこの発言も八割方は池田のウソと問題の趣旨をすり替えた詭弁であることを指摘しておく。往復文書の内容とその後の池田創価の言動を精査すれば冤罪どころか確信犯であったことは容易に証明できる。

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