創価ダメだしブログ

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52年路線・宗門視点の真実③

前回までの話はコチラ▶

52年路線・宗門視点の真実① - 創価ダメだしブログ

52年路線・宗門視点の真実② - 創価ダメだしブログ

 

教義逸脱と宗門軽視へ対し宗内の活動家僧侶に激しい反撃にあった池田創価は昭和53年11月7日、池田を先頭に学会幹部が総本山に登山し日達上人に謝罪し(お詫び登山)本来であればこれで事態が収まり池田の会長辞任もなかったはずだったが池田はお詫び登山がよほど悔しかったのかその晩から自分を謝罪させた首脳幹部を罵倒し登山から数日も経ないうちに幹部に「いままで通りにやって行け」と宗門との「法義の誤りは末端会員まで速やかに徹底して是正する。」との約束を反故にする指示を出していた。本当に池田がそのような指示をしたかは当事者から知りえない事なので定かではないがお詫び登山から4か月後の昭和54年3月6日。福島源次郎氏による有名な「大牟田発言」が飛び出す。九州・大牟田会館で一連の問題に対する質疑応答の中で、当時副会長の福島氏が以下のような発言をする。1、僧侶吊し上げの件について…御供養をふところにして、カツラをかぶって酒を飲みに行ったりして、遊んでいることに対し、男子部が義憤にかられてやったことである。2、本山への参詣が少なくなっていることについて…正本堂ができて山内の整備も一応できたので、そう登山者がなくてもやっていけるだろうと見通しがついたので登山会を減らしている。3、会長本仏について…会長が本山へ行くと、みなが慕って寄ってくるが、猊下が通ってもどこのおじいさんだという感覚しかないところから、僧侶がやっかんで会長本 仏などと邪推したのである。4、研修所へ行かせることについて…本山の宿坊は旅館と同じで宿泊費をとるが、霧島研修所は無料である。5、以上のことはすべて、副会長全員の意見である。(福島源次郎大牟田発言趣意)

早速この福島氏の発言は大牟田在住の活動家僧侶の浜名和道の父親から和道を経由して日達上人に伝えられた。このことを池田創価史では福島氏が宗門と創価の関係修復をぶち壊した元凶として伝えられ今でも多くの学会員は池田会長辞任は福島氏一人の責任で池田は福島氏の泥を自分が被ったと思っているようだがそれは違う気がする。「11・7」のお詫び登山の後、池田が「法義の誤りは末端会員まで速やかに徹底して是正する」という宗門との約束を反故にしたのか遵守しようとしたかに関係なく、お詫び登山から4カ月も経過した時点で副会長である福島氏がこのような発言をすることは池田創価が本気で教義逸脱を是正・徹底するか事が出来なかったという事実が重大なのである。因みにこの一件で福島氏は学会の一切の役職を辞任(解任)し学会の外廓企業である日本図書輸送に左遷され後に池田を批判する側に回ったのは創価民ならば知っている事だろう。その福島氏は「大牟田発言」は池田に組織の動揺を抑えるために言えと命じられたと証言しているが話の筋としては福島氏の独断の発言ではなく池田に命じられたうえでの発言であったと言う方が客観的に筋が通っていると思う。ともあれこの「大牟田発言」により様子を見ていた宗門の活動家僧侶が池田創価批判を再開したのは当たり前の話だろう。そんな折、それまで静観をしていた法華講連合会が3月31日に「辞任勧告」を創価本部に突き付けてきた。と同時に池田の「総講頭辞任」を求める声も法華講内に上がり始めた。こうして自らの立場が悪くなった池田は総講頭と会長を辞任する方向で問題収拾する方向に舵を切り宗門との交渉役に三度山崎正友氏を担ぎ出した。池田が何度も宗門との約束を反故にし日達上人を騙す為に利用された山崎氏だったが嫌々ながらもこれが最後と池田の依頼を受ける。池田創価側の条件は、1,総講頭を辞任する。2,会長を勇退し名誉会長になる。3,引責辞任だが表向きは世界布教・執筆活動に専念するという形にして池田の花道をつくる。学会の外廓企業である日本図書輸送に勤務。4,宗門は檀徒作りと学会攻撃を永久に中止する。(山崎氏談)というもでこの方向で山崎氏は宗門とも折衝を行うことになった。その結果、池田の総講頭・会長辞任と名誉総講頭・名誉会長の称号の件は日達上人の了承が得られ、日達上人が危惧した「池田院政」の可能性も山崎氏の努力で日達上人を説得し和解案の骨子が決まった。その後、和解案と池田会長辞任のスケジュールの根回しが山崎氏によって行われた紆余曲折はあったが最終的には池田辞任による宗創合意の道が開かれることになった。最終的に決まったスケジュールは4月27日に創価の幹部会を開催し池田辞任を組織に発表した後に5月3日に日達上人ご臨席の上で創価の新出発の意味を持つ本部総会を開催することで宗創共に確認をした。しかし27日の前に池田辞任の情報がサンケイ新聞に漏れ急きょ24日に記者会見ということになる。こうして昭和54年4月24日。池田会長勇退(実質は引責辞任)という流れになったわけである。それと同時に一応は宗門も池田創価攻撃を停止することになった。そして5月3日の本部総会の席上で日達上人は、「この辞任で院政ということは絶対にしない」という池田の誓約を信じ名誉会長他首脳がそれまでの過ちを正直に反省したことを大前提として条件付きながら52年逸脱路線問題を収束された。以上が52路線・池田会長辞任の宗門視点の真実である。当然のことながら池田創価の語る真実とは大きく異なっている。しかし現在の創価の姿をみればどちらの真実どこにあるのかある程度判断ができるだろう。現在の創価はいままで書いてきた52路線において池田が辞任してまで謝罪した教義の逸脱を今は平気でしているどころか正当化しているのが現実である。この現実に照らして、池田創価の主張と宗門の主張のどきらに真実を信用するかは読者の皆様各自の判断に任せたい。いずれまた今度は平成の創価破門について書いてみたいと思っているが、「平成の創価破門」いわゆる第二次宗創問題は第一次宗創問題であるこの52路線の歴史を抜きには語れない。52路線はそのまま平成の創価破門に続いているからだ。最後に、54年5月3日の日達上人の特別講演のお言葉を一部抜粋してここに置いておく。

◇この数年、まことに残念な出来事が続き、混乱を招きましたことは、悲しいことでありました。幸いにして前会長(池田)の英断と、心ある人々の努力により、再び秩序の回復に向かい、晴ればれと今日の天気のごとく明るい出発ができることは、まことに喜ばしいことであります(中略)生きている人間はだれしも完全無欠ではあり得ません。誤りは避けることができません。要は自己の誤りに気付き改めることのできる聡明さと謙虚さを持つことが大切であります(中略)我々僧侶はどこまでも信徒の皆様が正しい信心をして、幸せになられることが最大の喜びであり、いつもこれを念願しているということであります。私自身、大御本尊様に丑寅勤行において乃至常に信者の皆様方の幸福を御祈念申し上げております。その立場のうえで敢えて色々申し上げる場合もあるかということであります。それが仮に厳しいことのようであっても、決して悪意ではないことをよく御理解していただきたい(中略)仏教において、出家ということは、重要な意義があります。また寺院というのは、やはり重大な意義と働きを持っているのであります。寺院も僧侶も、その檀徒、信徒によって守られなければ存立ができません(中略)なお、我が日蓮正宗には、創価学会の他にも法華講および檀徒会に属する信者がおることは御承知の通りであります。同じ信者として仲良くしていただきたいのです。これまでの経緯は水に流して、大同団結して宗門の発展ひいては広宣流布に協力していただきたいのであります。

 

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