数名のブログの読者の方から、「正宗や創価関連ではない一般書籍も紹介(取り上げ)して欲しい」という旨のメールをいただいています。私は月に5~7冊くらいの書籍を読むのですが、その半分くらいは大聖人仏法(創価・顕正会関連含む)に関するものでで、それ以外も学術的色彩が濃いのでレビューを書くような書籍ではありませんが、リクエストを頂いたので、一般的な書籍もボチボチ紹介していきたいと思います。今回紹介するのは【言志四録】です。「少にて学べば、則ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず。」という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、これは『言志四録』の中の「三学戒」の名文句です。『言志四録』は、江戸時代後期に儒学者の佐藤一斎によって書かれたもので、①「言志録」(全246条・佐藤一斎42歳~53歳の執筆)②「言志後録」(全255条・57歳~67歳の執筆)③「言志晩録」(全292条・67歳~78歳の執筆)④「言志耋(てつ)録」(全340条・80歳~82歳の執筆)の構成になっています。一斎の弟子には佐久間象山がいて、そこから吉田松陰・勝海舟が現れ、吉田松陰から高杉晋作や伊藤博文が続きましたので、『言志四録』は幕末の維新の志士達に大きな影響を与えた一冊と言えます。西郷隆盛の座右の書とも言われ、『西郷南洲手抄言志録』のなかにも引用されています。またリーダーの聖典ともいわれていて、『言志四録』を手に取る政治家や経営者は多いです。それでは『言志四録』の中の箴言を私感を交えて少し紹介します。①「自らを欺かず。之を天に事うと謂う」(自分を偽らないことを天に仕えることと言う)信仰も同じです。常に本心で真剣に祈ることが御本尊に仕えるということです。②「権豪に近づきて、名を落とすべからず」(権力者に近づいて自分の名をおとしてはいけない)会社の上司や肩書のある人に諂う人っていますよね。そういう人は評判が落ちます。またそのような人間を周りに侍らせている権力者は偽物ですからやがて権力者自身も名も墜ちていきます。そういう人間には近づかないことです。③「世を渉るの道は、得失の二字に在り。得べからざるを得ること勿れ。失うべからざるを失うこと勿れ。此かくの如ごときのみ」(世渡りの道は得と失の2字にある。間違った方法で利益は得てはいけない。自分の信念・志を失くしてはいけない。これが処世術である)経済面だけ考えれば中国と仲良く付き合う方が得ですが、日本の信念・志を捨ててまで中国に媚びてはいけない。確かに世の中は損得勘定ですけど、損得の計算だけで人生の幸福の答えはでません。詐欺師が幸せになる計算式はありません。創価学会の皆さん、分かりますか?④「聖人は九族を親しむ」(聖人は前後九代の先祖に思いを馳せる)先祖供養や子孫繁栄を祈らない人は素晴らしい人とはいいません。先祖供養を疎かにする人は子孫からも疎かにされます。「死んだ後の事は関係ない?」果たして本当にそうでしょうか?⑤「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ、只一燈を頼め」(提灯を掲げて暗い夜道を歩む。夜道の暗さを憂うんじゃない。ただひたすらに提灯の一燈を信じて突き進め。)信仰とは暗夜の提灯のようなものです。いま周りがどんなに暗くても、行き先が全く見えなくても、この提灯(信仰)の灯りを信じて進んでいく。そこに信仰者の強さがあるのです。こんな感じの書籍が『言志四録』です。全編読むのは大変なので『言志四録』関連の書籍から自分に合いそうなものを選んで読んでみてください。
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