創価ダメだしブログ

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『化義抄』を学ぶ㉗(結文と後書き)

記事中の「赤文字」は『化義抄』から「青文字」は日亨上人の『註解』、「黒太字」は日達上人の『略解』からの引用文といたします。

 

仰せに日く二人とは然るべからざる由に候、此の上意の趣を守り行住坐臥に拝見有るべき候、朝夕日有上人に対談と信力候わば冥慮爾るべく候なり。時に文明十五年初秋三日。書写せしめ了りぬ。御訪に預かるべき約束の間、嘲りを顧ず書き進らせ候なり、違変有るべからず候。

『化義抄』の最後の結文には『化義抄』を学ぶ姿勢が書かれています。本抄は当宗深秘の法門より顕された化義の在り方が書かれていて、信解未熟の者が読むと理解できず却って疑念を起こし讒謗するので複数の人間で読んではいけないと仰せです。同様なことは◆此の書は難多く答少し未聞の事なれば人耳目之を驚動す可きか、設い他見に及ぶとも三人四人座を並べて之を読むこと勿れ(観心本尊抄送状)と『観心本尊抄』について大聖人も言われています。現に本抄の第1条でも触れたように創価学会員はこの『化義抄』を悪用し当宗の御僧侶方を誹謗しています。では、『化義抄』は大勢で学んではいけないのかと?ということになりますが、日寛上人が『観心本尊抄文段』の中で、◇懇志一途にして信心無二なり。余謂らく、四十余輩寧ろ一人に非ずや。或は三四並席の誡を脱れんか。と言われているように無二の信心の志を持つ信徒は何十人であろうとそれは異体同心の一人であるのでこの『化義抄』も真剣に法門を求め化義を学ぶという志があるのであれば多数で学んでもいいのです。そしてそのような信心で『化義抄』を拝読するのであれば、一人であれ多数でありそれは日有上人の御指南を直接聞いているのと同じなのです。これは『化義抄』だけではありません。御歴代上人の御指南は無二の信心で拝読すれば各々の法主上人から直接御指南を拝しているのと同じであり逆に言えば「直接御指南を拝している」という心つもりで御歴代上人の書籍を拝読することが本当の教学です。さて、以上で『化義抄を学ぶ』の連載は終了です。実はこの連載を始める前には随分と迷いました。なにせ121箇条からなる書物ですからいつ終われるか分からないし始めたからには最後までやり遂げたかったし。でも1年以上かかりましたが最後まで書ききることが出来てホッとしました。同時に自分自身が改めて『化義抄』を学ぶ機会が持てたので満足しています。これからも、化義のことで迷ったときはまずは『化義抄』を読み返しまた指導教師たる御住職の指導を受けて正しい化義を保っていきたいと思います。大聖人の仏法は事の一念三千です。信心と言っても化義の中にしかありませんし、正しい化義を行うことが正しい信心を行うことですからね。

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