この書籍は、宮城県名取市の広安寺の住職である三浦接道師が『かわら版』として作成していた文書を書籍化したもので、主に信徒などに配られた三浦住職の信仰雑感が書かれてています。私は三浦住職とはお会いしたことはないのですが、ちょっとした因縁ありまして、凄く身近な気持ちで読みました。現在2冊出版されているのですが、画像の1冊目は東日本大震災前後に書かれたもので、私と妻はそれぞれ福島県に縁があるので当時の記述も興味深く読みました。全体的な内容は、仏法説話などを交えた仏教全般の話や、日蓮正宗信徒としての信仰の在り方、日蓮正宗の法要や催事の意義、また三浦住職の体験談、広安寺での日常のひとコマなどが書かれています。また巻末には、広安寺信徒の体験談も掲載されていて内容が豊富です。読みながら「なるほどなぁ」と頷いたり、「凄いなぁ」と感動したり、「それは知らなかった」と勉強したりできて、しかもそれほど難しい話ではなく、仏教用語や御書の御文等には注釈がついているので誰でも手軽に読むことが出来る書籍です。以前、広説寺の阿部正師の『朝のことば』という書籍を紹介しましたが、それと同様に私達法華講員にとっての信心の資となる書籍です。また普通はなかなか他の寺院の御住職の法話は聞けませんから新鮮です。それにても、三浦接道師といい阿部正教師といい信徒の信心を励ますためにこうして地道に説法されていることに頭が下がります。もちろんお二方だけでなく書籍化はされていないけど、日蓮正宗の御僧侶方はそれぞれの方法で信徒を教化されています。他の伝統仏教と言われる宗派の住職はおそらくここまでの事はしてないと思います。私はこうした日蓮正宗の御僧侶の在り方こそ本来の僧侶の在るべき姿だと思っていますし、こうした御僧侶方の存在は信徒にとっても誇らしい限りです。その正宗の御僧侶を誹謗する、創価や顕正会員には本当に憐れみを感じます。また現代では僧侶の存在意義が薄れていますが、それは僧侶自身にも問題があるのではないでしょうか。少なくとも日蓮正宗においては御僧侶を敬わない信徒はいません。他宗の僧侶は日蓮正宗の御僧侶の活動を参考にしたらいいと思います。
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