創価ダメだしブログ

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富士門流大石寺の問答史⑤【横浜問答】

明治時代に、横浜に会員70人ほどの身延派を信仰する蓮華会と称する集団があり、この蓮華会と大石寺末・久遠寺檀徒の本門講との間の論争を『横浜問答』といいます。明治15年8月、蓮華会の会員が本門講員に折伏されたことが契機に、蓮華会の会長・田中巴之助(後の国柱会創始者の田中智学)が口頭による対論を要求してきました。その後に蓮華会が前言を取り消して文書による討論を要求してきたので、本門講はこれを受諾して法論が展開されることになりました。法論に先立ち、【1、敗者は従来の宗派を棄てて、正見なる宗派に帰住すべき事。2、双方人員を規定する事。3、敗者は勝者に礼状を贈る事。4、決着後は各新聞紙に論文の趣旨と転宗の事由を報告する事。5、討論は必ず書面をもってし、実印を調捺する。6、敗北しながらなお固執・偏滞するときは、その旨を新聞紙に載せ、世評を乞う事。7、双方答弁書は一週間内に差し出すべき事。但し、これがない時は敗者とみなし改宗すべき事。】と七箇条から成る約定を交わし法論が開始されました。法論の主な内容は、本門講側からの答弁・顕揚は、「宗祖を人本尊とすること」「外用は上行菩薩にして内証は御本仏であること」「色相荘厳仏は我等の本尊に通さないこと」「大聖人は仏宝にして僧宝でないこと」「二品読誦の意義」で、蓮華会側の反論は、「宗祖は釈尊の法義を祖述したまでで末法の本仏でないこと」「外相は三国四師で内相は上行菩薩であること」「釈尊を意味する曼荼羅は色相仏でないこと」「釈尊を仏宝、題目を法宝、宗祖を僧宝とすること」などです。要するに富士門流身延門流の教義対決です。ところが蓮華会は議論が終結していないうちに、第五号弁駁書でて論義を止めてしいました。(M.15.11.28)本門講からは第六号の追撃書が送られましたが蓮華会側は回答を拒否し、その後突然、口頭の法論を要求してきましたが、本門講が条約違反であることを突き付けると、蓮華会側は弁解し誣言の悪口の書状を送付してきたので、本門講は条約に照らし12月14日に所断書を送付し蓮華会の敗北と本門講の勝利を宣したのです。なお、田中巴之助は所断書を受け取った翌日に急遽に住居を変えて姿をくらましたといいます。さて5回に亘って宗門の問答史を書いてきましたがこれらは全て創価学会設立以前の出来事です。創価学会員は小樽問答で正宗が身延との法論から逃げて、その代理として創価学会が法論を引き受けたなどと言いますが、身延如きの邪義など、創価学会どころか牧口常三郎が生まれる前から富士門流が破折済で、身延との法論から逃げる道理はありません。むしろ創価に花を持たせてあげたのは宗門の方です。そしてその破邪の精神は今も法華講員に受け継がれている。むしろ、法華講との法論から逃げまくって遠くで正宗の悪口しか言えない創価学会員こそ、小樽問答の精神を失った哀れな信者なのです。

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