今年の5月に初めて総本山・大石寺の丑寅勤行に参加して、法主上人猊下の「引き題目」の長さに驚きましたが、今回は「引き題目の意義」について書きます。「引き題目」とは勤行の初座~四座の読経が終わった後に、「なぁ~む~」と「南無妙法蓮華経」を長く引き延ばして唱える題目の事です。朝寝坊した時などはつい「引き題目」じゃなくて「押し題目」になってしまいがちです。そこでもう一回引き題目の意義を確認してみます。引き題目には様々な意義が込められていますが、①まずは長く題目を唱えるのは、縦に永遠に横に無辺に南無妙法蓮華経の妙法が流れていくという広宣流布への強い願いが込められています。丑寅勤行の法主上人猊下の引き題目が長いのも納得ですね。②次に引き題目には御本尊様への深い報恩感謝の姿を表すという意義があります。③そして、引き題目には自分の生命に御本尊(御本尊)の生命を引き入れるという意義もあります。そういえば引き題目を上げると、不思議ですがなんか自分の中に御本尊が入ってくるような気持ちになります。教学的にいうと、①は令法久住・広宣流布、②は御本尊への報恩謝徳、③は御本尊との境智冥合という3つの意義が引き題目には備わっているということです。これ以外にも深い呼吸をするので呼吸を整え、精神を安定させ、集中力を高めるので身心にも好影響を与えます。これらは意義というより効果ですけどね。創価学会員や顕正会員の勤行が落ち着きがなく、せせこましく聞こえ、読経とは思えなく感じるのは、一座勤行しかせず引き題目の無いことも原因かもしれません。そんなわけで、丑寅勤行に参加させていただき猊下の長が~い引き題目に触れて「引き題目の意義」を再研鑽してからは、反省してきちんと「引き題目」を申し上げるようになりました。また、報恩謝徳・境智冥合・令法久住・広宣流布を観念しながら引き題目を上げています。創価・顕正のような不相伝のインチキ教祖のイカサマ教団は、正宗の化儀を「形式的で意味がない」などと言いますが、日蓮正宗の化義には全て意味があります。「形式的で意味がない」のは、むしろ創価・顕正の化儀の方なのです。ともあれ、日蓮正宗の化儀の意味を知ることによって、引き題目ひとつを取っても真剣にしなければと気を引き締ています。
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