政治の話にはよく【右派(右翼)】【左派(左翼)】という言葉を聞いたり使ったりすると思います。右派は保守・左派は革新(リベラル)なんて言い換えたりしますがこの右と左の政治思想を説明すると、左派は「個人の自由・平等」を実現することが目的ですから支配や抑制と戦って革新する思想です。右派はそうした左派の革新を阻止する反啓蒙主義で例え多少の矛盾があっても伝統を守っていく保守の立場の主意主義です。分かりやすく言うと左派は社会を上下に分け下位である労働者や社会的弱者の味方で右派は上位である大企業や資本家・富裕層の味方です。資本家とは封建制度によって生まれたので資本家の味方とは封建制度維持ということになりますから保守になります。また今度は社会を「内と外」の分けたときに、「内集団(自国)」を護るのが右派で「外集団(外国)」に迎合していくのか左派です。日本ではナショナリズムは右派でリベラリズムが左派ということになります(海外においてはリベラルを右派と定義している国もあります)。また【タカ派・ハト派】という言葉も時々聞くと思います。タカ派=好戦的、ハト派=平和的というイメージなので右派=タカ派、左派=ハト派と思いがちですがそれは間違いです。右派にハト派もいれば左派にタカ派もいます。「左右」と「鷹鳩」は別物です。現状の日本の各政党に照らすと与党である自公や維新は大企業・資本家の味方ですから上下に分別すれば右派で立民・共産・令和は労働者や貧困層の味方なので左派です。ならば一般庶民は立民やれいわ・共産を支持するのがいいかというとそうもいきません。何故ならそれらの左派政党は、日本ファーストではなく外国ファーストなので移民政策や中韓への融和外交、フェミニストなどは日本の伝統や文化を守りたい日本人には受け入れられません。「上下の下で内外の内」のポジションの政党が一番多くの日本国民のポジションを反映する政党なのですが、残念なことにこのポジションの政党がいまいちなのです。参政党・日本保守党・日本第一党あたりの掲げる政策がそのポジションに近いと思うのですが、これらの政党はまだなんとなく胡散臭い右翼思想のイメージがあるし日本第一党・党首の桜井誠などはレイシストと言われていますからね(個人的には桜井誠の主張に同意する部分も多く彼をレイシストとはおもいません)。いずれにしても労働者階級や社会的弱者の側で尚且つ日本ファーストの政党や政治家があまりない故に大半の日本国民は経済的にも精神的にも疲弊していてそれが日本の国力を低下させていると私は考えています。さて創価ダメ出しブログとしては公明党について言及もしておきましょう。支持母体である創価学会及び公明支持者そして当事者である公明党議員は公明党を庶民の味方のように宣伝していますが、前述の説明通り自民党と連立して政権与党である公明党は社会の「上」つまり大企業や資本家・富裕層側の政党なので庶民側からみれば寧ろ敵です。また外国ファーストなので保守陣営からすれば売国政党となります。自民党左派や公明党のような「上・外」に位置する政治思想は、日本国民のなかでもっともポピュラーである「下・内」の位置の対極にあり多くの国民が拒否する立ち位置です。岸田文雄が不人気なのは「上・外」だからで対する安倍晋三がそこそこ人気があったのは「上・内」だったからだと思います。公明党はこの一番不人気の「上・外」の政党でそこに輪をかけて世間でカルトと嫌悪されている創価学会が支持母体ですから一般国民に支持が広がらないのは無理からぬことでしょう。またこのような政党を「庶民(下)」層である創価学会員が支援することも理解に苦しむところです。池田大作の表向きの指導を素直に聞けば創価学会員が支持すべき政党は「下・外」ポジションの立民やれいわだと思います。池田大作を支持する現役創価学会員が公明党から立民やれいわに乗り換えるのは必然の流れだと思います。いまの創価学会員の公明支援は連合が自民党を支援しているような奇妙な形態に見えます。もっとも多くの創価学会員(特に女性部や男子部)には政治的思想なんてありませんから成り立っている構図なのかもしれません。いずれにしても右派・左派を明確に立て分ける定義はありませんし、一人の個人の中に左右両方の思想が混在しているというのが現実でしょう。そして自分の思想にピッタリ合うような政党は存在しませんから全ての願いを叶えてくれる政党はありません。それを知った上で経済や安保や社会保障など自分の生活の中で何を優先するのかをまずは考えることが大切です。
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