東日本は西日本ほど天理教信徒は多くないが私の昔からの知人に、昔旦那さんの一家が天理教徒だった関係で天理教に入信した情勢がいる。いまはその旦那さんとは離婚し天理教の信心はしていないが、そんな彼女をずっと折伏していてるので『天理教経典』という小冊子を購入して天理教について少し学んだ。因みに『天理教経典』は165円で送料込みの安心価格である。

天理教は中山みきが幕末に創立した神道系の新興宗教でいわば新興宗教のはしりといった教団だ。教団の詳しい歴史などはまたの機会に譲るが今回は天理教の神様である親神天理王命(おやがみてんりおうのみこと・通称おやさま)が人間を作った動機と方法について経典に沿って話してみる。中山みきによると、最初の世界は「泥海」で親神はそれではあまりにもつまらないので人間を作って「陽気ぐらし」をさせて楽しもうと考えたのが親神が人間を作った動機だそうだ。要するに人間は親神を楽しませる道具として作られたに過ぎない存在なのである。もうこの時点で天理教の親神自体が自分が楽しむために信徒を増やすカルト教団の教祖と変わらない。さらに人間を作った方法もイカレてる。親神がドジョウを食べて吐き出したのがモノが人間だというのだ。因みにイザナギノミコトはシャチをイザナミノミコトは亀を食べて作りその他の神もカレイや鰻、フグを食べて吐き出して作ったそうだ。この世の人間も神のすべて親神の嘔吐物から誕生したというのが天理教の教えである。それにしても人間の元がドジョウとはふざけているとしか思えない。私も柳川鍋は好きだが人間がドジョウを食べたら共食いじゃね~か。フグや鰻を食ったら神様を食っているようなものだな(笑)ドジョウや鰻やフグ・スッポン(亀)は全部私の好物だが、そもそも、それらの生物を作ったのは誰なんだ?それも親神が作ったのなら、わざわざドジョウを食って人間を作らず直接人間を作れるだろう。親神がドウジョウなどを作っていないなら親神以外にドジョウやウナギなどを作った別の神がいるだろう。そういった疑問について『天理教経典』には何の回答もない。確かに『古事記』にしても聖書の『創世記』にしても人類創造の神話が書かれていて、信仰者としてそうした神話を全否定はしないが、いくらなんでも「どぜうが出てきてコンニチハ」といった具合で人間を作ったなんて与太話は『神話』としてもあまりにも滑稽すぎる。人をバカにするにも程があるというものだ。こんな親神神話を信じる天理教徒が多数いるとは驚きであるが、「滑稽すぎる与太話」だからこそ信者を引き付けるという部分もある。人は小さなウソより大きなウソに騙されるというヒトラーの言葉通りで、滑稽なら滑稽なほど人々を惹きつけるという側面が宗教にはあるが、天理教の親神神話は数ある新興宗教団体のなかで大川隆法と甲乙つけがたい「お笑いネタ」だ。天理教の信徒は目を覚まして天理教団から離れた方が良い。いつまでも「暇を持て余した親神さんの遊び」のショートコントをしていても時間の無駄だぞ。

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