『仏説・正心法語』というのが幸福の科学の根本経典で信者はこの『正心法語』を読むことが修行の基本とさている。非売品らしくその内容も一般的にあまり知られていない。内容を知らなければ正確な破折もできないので、以前ネットで比較的安く売っていたので幸福の科学破折資料として入手した。その内容については仏教を学んだことがある人間なら噴飯物であるが詳しくは追々記事にしていきたいと思っている。さてこの『仏説・正心法語』とはどのようなものかというと、幸福の科学の公式サイトでは次のように説明している。(以下太字は幸福の科学公式サイトからの引用)「有名な「法華経」や「般若心経」などは、お釈迦さまの教えを後世の人が編纂・翻訳したものですが、『正心法語』は、天上界のお釈迦さま(仏陀)の意識に基づいて、大川隆法総裁の自動書記によってつづられているため、言霊・霊力が非常に強く、伝統的なお経を読むことに比べて、1万倍以上もの効果・功徳があると言われています。」これだけ読んだけでも知的障害を抱えているわけはない健常者の成人がこんなインチキを信じるなんて驚きだ。何から何まで間違っている。法華経などを後世の人間が編纂した言うが隆法だって後世の人間だし、仏陀は天上界にいないしそもそも釈尊は霊の存在を否定している。「1万倍の功徳がある」と一体誰が言っているかも不明で、隆法の仏教知識の貧困さがよくわる。完全無欠の偽経が幸福の科学の根本経典というのだから開いた口が塞がらない。もっともヒトラーが「大衆は小さなウソより大きなウソに騙される」と言ったようにここまで荒唐無稽な与太話の方がむしろ信者を騙すには丁度いいのかもしれない。さらに「この『正心法語』を毎日読誦することで、自らの心の波長を整え、天上界の光とつながり、人生においてよい導きを得ることができるようになります。」という。天上界はいわゆる「六道輪廻」と言われている六道のひとつで仏界ではない。天上界と繋がところで人生が良い方向に導かれることはない。そして「悪霊・悪魔などの悪しき霊存在から身を護ったり、霊的な原因による病気などを好転させる力を持つ経典でもあるため、『正心法語』を読むことで、「ガンが消えた」「ビジネスで成功した」「人間関係の葛藤が解消した」などの数々の奇跡も、日本や世界で起こっています。」という奇跡体験だ。私も信仰者として信仰体験を否定する気はないが正しい信仰には必ず正しい道理が備わっている。理論的根拠がない信仰体験は単なるオカルトである。前述したが仏法に於いて「霊」の存在は否定されている。しかし隆法は執拗に「霊的」な存在を説く。このことから幸福の科学は仏教ではなく大川隆法というシャーマンを中心とした原始的で低レベルのシャーマニズム信仰教団なのである。形態としては天理教や霊友会と同じ系統だ。『正心法語』などというインチキ経典は単なる信者騙しのコケ脅し小道具である。隆法の指導霊の一人とされている日蓮大聖人は、「人が自分で勝手に経文をつくり、仏説にことよせているのを、智慧の足りない者が、真偽を弁えずに仏説であるといっているのである等と思うべきである」(趣意)と自分勝手な経文を作り仏法にに無知な人々を騙す似非宗教者を厳しく糾弾している。まさに『正心法語』を仏説であると言って信者を騙す隆法こそ破仏法の悪鬼であり、偽仏説を布教するRO信者は魔民なのだ。RO信者の諸君は大川隆法の本ばかり読んでないで、もう少し普通の仏教書や宗教の本を読んで一般的な宗教知識を学び給え。少しでも仏教を学べば『正心法語』は仏説でも経典もなく大川隆法の下手くそなポエム集だと理解できるだろう。
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