ローマ・カトリック教会の教皇選挙(コンクラーベ)が昨晩から始まったようです。昨年、創価学会の原田会長が故・フランシスコ教皇と会見をしたことを何故か創価学会は誇らしげ宣伝していましたが、創価学会員はローマカトリック教会の基礎知識は持ち合わせていませんよね。日本ではキリスト教徒は少ないですから知らなくても当然ですが、この機会に一般知識としてのローマ・カトリックの基礎知識を書いてみたいと思います。ローマ・カトリック教会は教皇をトップとしたピラミッド型の組織です。バチカンの教皇庁を中心に世界を約2700の司教区に分け、高位聖職者の「司教」が各教区を監督しています。教区の中でも特に重要な司教区の司教は「大司教」と呼べれます。日本ならば、東京・大阪・長崎が大司教区になります。司教の下に司祭がいて日本でもおなじみの神父とはこの司祭の尊称です(神父という役職はありません)。その下が助祭、そして一般信徒です。現在まで一般信徒を除く聖職者は男性で独身であることが条件になっています。また「枢機卿」といって、大臣や官僚のような教皇庁直属の組織があります。このような組織形態はローマ帝国の属州制度を模倣したといわれています。さて、バチカンはイタリア・ローマ市内ですが、教皇庁があるバチカンが一国家の領地内にあるのは問題があることから、「バチカン市国」という東京ディズニーランドより小さな世界最小の独立国家になっています。教皇はローマ・カトリックのトップであると同時に、「バチカン市国」のトップでもあります。初代教皇はイエスの使徒のペトロで、イエスから天の国の鍵を授かったと言われたことで、代々の教皇はこの鍵の権利を持つ宗教上のトップとされています。教皇の教会である聖ペトロ大聖堂は、ペトロの墓の上にあるとされています。そして今回のように教皇が死去したり退位すると、80歳未満の枢機卿の中から教皇選挙によって新しい教皇が選ばれます。教皇選挙はバチカンのシスティーナ礼拝堂で外部との連絡を遮断して行われるのでイタリア語の「鍵をかけた」という意味の「コンクラーベ」と呼ばれます。コンクラーベは議場で枢機卿たちが投票を行い三分の二以上の得票者が選ばれるまで何度も投票が繰り返されます。外部への連絡は投票用紙を暖炉で燃やしてその煙で知らせます。再選挙の場合は黒い煙で、新教皇が決定した時には薬品をつかって白い煙が上がる仕組みになっています。バチカンの煙突を映しているのはその為です。また聖ペトロ大聖堂の前には新教皇の最初の祝福を受けようと世界中から信徒が集まります。カトリック信徒以外にはあまり興味がないでしょうがコンクラーベはカトリックの世界では最大のイベントといっていいでしょう。そんなカトリックも第二バチカン公会議を経て異端に寛容となり、他宗教との融和路線に方向転換し教義や儀式を変更して現在に至っていてます。創価学会もバチカンを真似て現代にマッチした宗教に変貌していますが、カトリックと創価が違うのはカトリックではイエスは棄てていなけど、創価学会は日蓮大聖人も釈尊も棄てたという部分ですね。カトリックがイエスを棄てたら信徒が暴動を起こすでしょうが、創価学会員はそんなことになりませんでした。そこはカルト宗教・創価学会ならではです。追伸:米国出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(69)が新教皇に選出されました。米国出身の教皇は初めてだそうです。
創価学会の退会方法(静かに創価を去るために) - 創価ダメだしブログ
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