『創価学会教学要綱の考察』という小冊子が先月発刊されたので早速購入して読んでみた。著者は『法華経の智慧』にも登場していた、創価学会の元教学副部長の須田晴夫である。須田は以前も創価大教授の宮田幸一の論文への批判を書いており、宮田理論が骨子となっている『創価教学要綱』への反発もあったのだろう。書籍を通読すると須田の自己矛盾が感じられ全体的には理論に統一感がなく体系的にはかなり破綻している。須田は「大聖人本仏論者」であり「日興門流信徒」と自己評価しているのだが、戒壇大御本尊を後世に偽作と断じ、大石寺の唯授一人血脈を否定している。そんな人間が自分を「大聖人本仏論者」「日興門流信徒」と自己評価するのだから厚顔無恥も甚だしい。日顕上人を含む歴代法主上人や大石寺の歴史に対する考察は創価怪文書の『地涌』や『フェイク』の受け売りでししかなく、戒壇大御本尊後世偽作説に関しては仏教学者でも何でもない金原明彦の書籍をエビデンスとしているのだから呆れかえる。元教学副部長がこの程度なのだから創価教学のレベルは推して知るべしだろう。東大卒の秀才も莫迦で無信心な人間に師事し学問の方向性を間違えると偏差値30の男子部と同じ思考になってしまうのだから学歴と知性は必ずしも比例しないということが良くわかる。ただ、『創価学会教要綱』が大聖人を釈迦仏の下位に置き大聖人本仏の教義を棄てたこと、そして日興上人を僧宝から排除し創価学会がその座を掠め取ったことに関する創価教学への須田の批判は、須田が己義を主張しているわけでなく正論であり正鵠を射ている。従って『創価学会教要綱』の破折に須田の著作は十分活用できるのだが、この書籍の利用価値が高いのはこれを書いたのがアンチ池田創価・日蓮正宗側でなく、現役の創価学会員であり且つ元本部職員・教学副部長であった須田晴夫であるという点だ。このことは創価教学や創価幹部・活動家を破折するにあたりこの上もなく大きな利点となる。創価学会の元教学副部長が『創価学会教要綱』の内容とその内容が決定された経緯が「おかしい」と批判しているのだから正直って創価破折する我々の側からすれば「おいしい」書籍である。170Pで1210円(税込)は少し高いとは思うが、創価学会破折のツールとしての利用価値は十分あると思うので法華講員は所持してもいいと思う。さて余談だがこの須田の書籍を元に創価幹部に質問をした現役創価学会員の投稿をSNSで数件散見したが、創価幹部の対応としては押しなべて須田の事を最近では創価批判をしている危険人物扱いしているようである。批判の内容に答えないで須田への個人攻撃に話をすり替えるという相変わらずの詭弁レトリックであるが、この流れからすると早晩須田も反逆者認定されることになると予想される。須田には創価から反逆者認定される前に戒壇大御本尊と血脈相承を否定した自身の非学を素直に認め本物の日興門流信徒になってもらたいと思いつつ、このまま可能な限り創価学会員で元教学副部長として創価教学を破折する論陣を張ってもらいとも思う。その方がアンチ創価陣営にとってはメリットが大きいからだ(笑)。もっとも須田が正宗移籍して法華講員になると自由に本の出版も出来ないだろうし、何よりも須田程度の教学力の持主は正宗には在野のイチ講員の中には多数いるので須田にとって法華講員になるメリットは少ない。ただ彼の残りの人生もそんなには長くないだろうから、今世の内に戒壇大御本尊に再びお目通りし懺悔し謗法罪障消滅を祈ることが須田の後生の大事だと思う。どちらにせよ須田が今のスタンスを崩さなければいつかは仏敵認定されるということを念頭に今後の身の振り方を考察した方がいいと思う。
創価学会の退会方法(静かに創価を去るために) - 創価ダメだしブログ
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