一党支配の日本から脱却を。 - 創価ダメだしブログ

岸田総理が次回の自民党総裁選への出馬を断念した。岸田としては出馬したかったと思うが現職総理が総裁選に敗北とするいう過去に一度もない事態を回避したのだろう。岸田が立候補して敗北する姿を国民に見せた方が自民党の支持率が上がると思うがさすがに岸田のプライドが許さなかったのかもしれない。結局岸田は解散のチャンスを逃し事実上の「岸田おろし」で総理を退任することになるが、総裁選で敗北して党内の影響力が低下するよりもここは不戦敗で時期のキングメーカーの座を狙うことを選んだのだろう。次期総裁候補には石破茂・小泉進次郎・河野太郎・茂木敏充・高市早苗・小林鷹之等多くの名前が挙がっていが、岸田を含め麻生、菅のキングメーカーの座をかけた争いも絡んで今のところ本命無き総裁選という感想だ。いずれにせよ自民党総裁選など国民とは無関係な党内の権力争いに過ぎず誰が総裁になった所で自民党が与党でいる限り今の日本と国民の状況は良くて現状維持といったところだろう。1955年に自民党が結党されて以来、一時期を除いて戦後の日本は自民党が与党として君臨している。この間、日本は成長し国民の暮らしは豊かになったので多くの国民はそれを「自民党のお陰」だと勘違いしている。確かに共産党が政権与党になっていたら今日の日本の姿は無かったかもしれないが、かといって自民党だから成長・繁栄したわけではない。今はむしろ自民党だから日本の国力が低下し国民が貧しくなっているのある。私は反自民でも親自民でもない無党派だが長きにわたる自民党一党支配の構造は異常性を感じる。この政治構造は中共・北朝鮮と何ら変わらない。独裁とまではいかないでも寡頭制政治で健全な民主主義とは言えない。英国のアクトン卿は、「権力は腐敗の傾向がある。絶対的権力は絶対的に腐敗する」という名言を残しているが、「絶対的権力」とは一部の人間や組織が権力を長期間独占することによって生まれる。まさしく現在の自民党は「絶対的権力」を保持していてのだから絶対に腐敗している。自民党そのものが問題ではなく、自民党に与えてしまった腐敗した権力が日本を危険な方向に誘い国民を貧困にしている元凶なのである。この流れを断ち切り現在そして未来に希望を繋げるためには自民党一党支配の歴史をここで一度リセットしなければならない。そんな自民党権力に協調し連立を組む公明党ともども下野させる必要がある。もちろん永遠に自民党が不要だと思わないが（公明党は自民と連立するならば不要）特定政党に絶対的権力を与えてはいけない。自民党以外に政権を任せられないという人もいるが、それは自民党以外に政権を任せてこなかったからでそれが自民党絶対権力を創っているのである。確かに民主党も酷かったが自民党だって酷い部分がたくさんある。この各政党の劣化を是正するためには自民党に対抗する政党を作らなければならない。いくら自民党を再生したところで彼らが絶対権力である限り必ず腐敗する。どの政党が与党になっても常に政権交代可能な状態にしていくことが政治権力の腐敗を防止する唯一の方法で、それを可能にするのは一人一人の国民の意識にかかっている。知り合いの創価学会員に頼まれたから自公に投票するような愚かな行動は慎んでもらいたい。野党もだらしなく政権を担っていくのにはかなり頼りないのは事実だがこのまま自民党一党支配が続くのは自然の摂理に反していて不健全で、そのような不条理・不健全な状態が続けばその先には不幸な未来が待っているのは過去の歴史を振り返れば明らかである。おそらく自民党総裁選の直後に総選挙が実施されると思うがその選挙こそ自民党一党支配に終止符を打ち新しい日本の政治構造を創造する一歩となる千載一遇のチャンスではないだろうか。野党も本当に日本国民の事を思うのであれば政権交代を可能とする連帯をして欲しい。各党の党首がいつまでも個人商店の社長で満足しているようなでは国民の為にならない。次回の総選挙は日本の未来にとってかなり重要な選挙と思っているので投票率が高くなることを期待している。