創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

創価教学じゃない御書講義(2023年7月座談会御書・檀越某御返事)

さておわするこそ、法華経を十二時に行ぜさせ給うにては候らめ。あなかしこ、あなかしこ。御みやづかいを法華経とおぼしめせ。「一切世間の治生産業は、皆実相と相違背せず」とは、これなり。

 

今月の座談会御書は『檀越某御返事』の上記の御文で、2016年にもやっている御文だね。真筆は中山にあって宛名が無いので「某檀越」とさているが一節では四条金吾に宛てた御書ではないかともいわれている。創価座談会では【信心即生活】とか【仏法即社会】とかいって「社会の中で仏法勝負の現証を!」などというテンプレ講義がされるのだろうから、今回は創価員に理解できるかどうか別として少し教学レベルを上げてみる。中難易度といった所だから理解できる会員も多少はいると思う。【一切世間の治生産業は、皆実相と相違背せず」とは天台大師が『法華玄義』の中で法華経・法師功徳品の「諸の説く所の法は、其の義趣に随って、皆な実相と相違背せじ。若し俗間の経書、治世の語言、資生の業等を説かんも、皆な正法に順ぜん」の文を「一切世間の治生産業は皆実相と相違背せざるが如し」と釈した文である。これは諸法実相の事である。(一切世間の治生産業とは諸法)実相とは何かといえば天台『摩訶止観』で説かれている一念三千のことで、大聖人はそれを◆実相即妙法なり(一生成仏抄)と教えられているが、「実相が妙法である」ということは天台大師も説かなかっただけで知っていたから「実相即妙法」自体は大聖人の独自の法門ではない。大聖人と天台大師の妙法(一念三千)の違いは「事」(大聖人)か「理」(天台)の違いで、この理事の相違が大聖人仏法が天台仏法ではないという所以である。創価教学では「宇宙の法則を図顕化したのが御本尊」と教えるが、宇宙の法則を図顕化するのは「理を事に現した」のでありそれは天台仏法であって大聖人仏法ではない。日寛上人は『文底秘沈抄』で、

◇故に知んぬ、理を事に顕わすことを。是の故に法体猶お是れ理なり、故に理の一念三千と名づくるなり。例せば大師の口唱を仍お理行の題目と名づくるが如し。若し当流の意は事を事に顕わす、是の故に法体本是れ事なり、故に事の一念三千の本尊と名づくるなり。

と御指南されている。天台の一念三千は理を事に顕わしているので顕わされた法体もまた「理」なのである。宇宙の法則=理であるから創価教学の教えは「理の一念三千」なのである。大聖人仏法はそうではなく「事を事に顕す」故に事の一念三千の本尊(法体)となる。では「事」とは何かといえば御本仏である日蓮大聖人の実際の色心二法あり、この実際の色心二法(事)を妙法曼荼羅(事)に顕わしたのが大聖人仏法の本尊義の基本中の基本なのである。故に日寛上人は『観心本尊抄文段』で、

◇問う、妙法五字のその体何物ぞや。謂く、一念三千の本尊これなり。一念三千の本尊、その体何物ぞや。謂く、蓮祖聖人これなり。

と実相である妙法五字とは御本尊の事であり、御本尊とは御本仏日蓮大聖人であるとご指南されているのである。そして、大聖人が顕された事の一念三千の御本尊のなかでも

◇就中弘安二年の本門戒壇の御本尊は、究竟の中の究竟、本懐の中の本懐なり。既に是れ三大秘法の随一なり、況や一閻浮提総体の本尊なる故なり。(観心本尊抄文段)

と弘安二年の戒壇大御本尊こそが他の御本尊の総ての体の根本の御本尊であるというのが正しい大聖人仏法の本尊義である。つまり経済・政治・文化・学問等の一切世間の治生産業、そして森羅万象すべての事項は戒壇大御本尊の働きであるというのが今回の御文の会通となる。個人に約せば戒壇大御本尊を信受するか誹謗するかによってそれなりの結果が現れるということである。

◆実相と云うは妙法蓮華経の異名なり・諸法は妙法蓮華経と云う事なり、地獄は地獄のすがたを見せたるが実の相なり、餓鬼と変ぜば地獄の実のすがたには非ず、仏は仏のすがた凡夫は凡夫のすがた、万法の当体のすがたが妙法蓮華経の当体なりと云ふ事を諸法実相とは申すなり(諸法実相抄)

結論を言えば、戒壇大御本尊(御本仏)を捨てた創価員が成仏の相を見せることはないというこことだ。せいぜい魔の通力を功徳と勘違いして喜んでる天界の相がマックスなのである。もちろん最後は無間地獄の相を示し長くそこに留まる。これは誹謗中傷ではなく大聖人が言われているのである。またこうした謗法の創価公明党が勢力を持てば社会・国土も乱れることも『立正安国論』の通りである。我が身が不幸になるだけなく周囲も不幸にするのが創価のような謗法団体である。日寛上人書写の本尊は宇宙の法則を図顕化した本尊(理の法体)ではない。つまり創価には大聖人の本尊もなければ大聖人の本尊義もない。あるのはタダの屁理屈だけだ。よって仏法勝利の現証など創価員には現れない。それどころか自他共に不幸になってしまう。それに早く気づいてもらいたい。創価は「やめた者勝ち」である。

創価・顕正からの退会・正宗への移籍のご相談はメールでお気軽に。※正宗への勧誘はしません。sokadamedasi@gmail.com

 

▼一日「イチ押し」お願いします!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 創価学会 批判・告発へ
にほんブログ村


創価学会ランキング