創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

佐藤優著『池田大作研究世界宗教への道を追う』レビュー

佐藤優の著書『池田大作研究世界宗教への道を追う』が中古で安く売っていたので購入して読んだ。いまではスッカリ池田創価の提灯持ちと化した佐藤の著書は案の定、池田創価をこれでもかといいくらい持ちあがているだけの書籍だった。

池田創価の【内在的論理】を研究するなどソレっぽいことを述べているが【内在的理論】というのは簡単に言うと創価脳理論のことらしい。研究というからには少しは客観的な意見を述べるかと思っていたら全体を通して創価脳の罵活動家と同じことを主張していてるだけだった。佐藤本人は自分が学会員でもアンチでもないから第三者の立場であると強調しているが単に佐藤が非会員というだけで完全に佐藤の頭の中は創価脳である。佐藤が第三者的視点を強調するのはこの池田大作マンセー書籍が客観的であると読者に印象付けるためだという事が透けて見えていかにも小賢しい。そもそも【内在的理論】を理解するためと言って佐藤が参考にしたテキストは『人間革命』を中心とした池田創価側の主張だけが書かれている資料である。確かに池田の思想を研究するなら池田の書籍(代筆だが)を読むことは間違っていない。しかし池田創価は歴史を改竄して史実を曲げている事実がある。佐藤が参考にした『人間革命』でさえ改竄に改竄を重ねた小説である。その改竄の歴史を真実だと主張する佐藤のロジックには呆れかえる。『人間革命』をテキストにするのであればせめて『人間革命』の改竄前と現在の記述の齟齬について何らかの考察を付け加えるべきだろう。大阪事件や言論出版事件も創価側の一方的な主張を何の検証もなく記述している。特に宗門との問題の項は52年路線と平成破門問題を通して池田の主張だけを元に宗門=悪・加害者、池田創価=善・被害者として取り上げている事は腹立たしい。例えば佐藤は、「創価学会は破門されたという事実が重要だ」という。確かに宗門が池田創価を破門したのは事実であるが重要なの破門されて経緯である。52年路線から続く池田創価の宗門乗っ取り計画の延長線上に破門があるのだ。そのような事実の検証もなく宗門内にさもヒエラルキーが存在しているかの如く佐藤は語っている。また創価は此岸(現世)の宗教であるから世界宗教になり得る資格を持つという。つまり正宗を始めとする既存仏教は彼岸のことだけ教えているかのように言い放つ。いかにも因果を弁えないキリスト教信者らしい発想だが、仏法は三世に亘る宗教であり現世だけにスポットを当てるのではない。この池田創価は現世利益を強調したが故に学会員は「功徳頂戴」の乞食信徒ばかりになったのである。あまりにも仏教に関して無知すぎる。さらに佐藤は池田創価に対する偏見を是正しようと意図しているのだろうが池田創価の主張こそが世間や敵対者に対する偏見であることを明確にした感のある書籍となっている。佐藤は世間では「知の巨人」と言われているそうだが、知識はあっても知性はないと感じた。クイズマニアの雑学王は知識だけあれば知性は不要なのだろう。知識を利巧気な言葉を使って述べているだけでその内容は莫迦で無智そのものだ。これでは単なる「恥の肥満」である。そんな佐藤に宗教という深いテーマを語る事など所詮無理ゲーなのかもしれない。ただこの中学生の読書感想文レベルの書籍は全く無価値でもない。というのは佐藤のロジックはまんま創価幹部・活動家と同じだし、ご丁寧に『人間革命』を随所に引用しているので、創価員を折伏・破折する資料として利用はできる。また「教養」とは何か?と佐藤の論説を読んで考えさせられる一冊ではある。流石に定価で買うにはバカ臭いがサイゼリアのランチ1回分くらいの価値は無きにしも非ずという感じの書籍である。

創価・顕正からの退会・正宗への移籍のご相談はメールでお気軽に。※正宗への勧誘目的ではありません。sokadamedasi@gmail.com

▼一日「イチ押し」お願いします!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 創価学会 批判・告発へ
にほんブログ村


創価学会ランキング