今日は、大日蓮出版社から販売している『聖訓講話』を少し紹介します。
その前に私と日淳上人のご指南の出会いを少し書きます。それはまだ私が学会員だった頃、私にはどうしてもしっくりこない創価教学がありました。それは例の「南無妙法蓮華経は宇宙の法則」というヤツです。最初は特に疑いはなかったのだけど、六巻抄を読んでいて◇若し当流の意は事を事に顕わす、是の故に法体本是れ事なり、故に事の一念三千の本尊と名づくるなり（文底秘沈抄）の文を読んだときに、「宇宙の法則を図顕するというのは理を事に顕したのであって事を事に顕したことにならないのでは？」という疑問が生じ色々思索してもどうもしっくりせず悶々としていた時に、ネットで日淳上人の【日蓮大聖人の教義】という書き物を見つけました。その中に◇南無妙法蓮華経は法であるとのみ考へるからでありまして、宇宙に遍満する妙法の理が題目であるとするからであります。此れは大変な誤りで、南無妙法蓮華経は仏身（大聖人）であります（中略）妙法の理は天地の間にありましても、それは理性であります。実際には仏（大聖人）の御智慧のうちにのみ、厳然として具はり玉ふのであります。その仏は、十方法界に唯一人在ますだけであります。というご指南があり、これを読んだときに長年のモヤモヤが一瞬で解決しました。そこでネットからこの「日蓮大聖人の教義」を全頁プリントアウトして何度も読み返し今までの疑問が解消したり自分が思っていたことに間違いがなかったと確認ができたりしました。そんなことがあって私にとって日淳上人のご指南は結構身近なご指南なんです。数年前にヤフオクで【日淳上人全集】を落札できたときには嬉しかったですね～。しかも9000円くらいで落札できました。
さて、今回取り上げた『聖訓講話』はそんな日淳上人の御書要文の御講義が書かている書物です。以前、当ブログで毎日少しでも御書を拝読するといいですよ。という事を書きましたが、そうは言われてもどこから読んでいいいか分からないと方も多いと思います。そんな方にお勧めなのがこの『聖訓講話』です。その中身は、数編の御書の要文を日淳上人が御講義されています。１項目もそんなに長くないのですぐに読めます。これを毎日勤行後に１項目つづ読んでいくと約１カ月で前ページ読めます。御書の御文だけでなく日淳上人の御講義もありますので御文の理解もできます。これを３カ月続ければ３度通読したことになります。それだけで御書への理解度・教学力はかなりUPしますよ。私も一度通読後、昨年の100日唱題行の時に一日１項目読んで３回通読しました。これで、367円（税込）ですからメチャお値打ちな書籍だと思います。３６７円ですから折伏した友人に「一日１項目読んでね」と言って贈呈するのもありかなって思っています。登山の折に見かけたら是非手に取ってみてくださいね。
