創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

保田妙本寺について(元創価班20期さんのコメントの件)

先日元創価班20期さんから保田妙本寺についてのコメントがありましたので今日は保田妙本寺について少し書きます。実は私は創価の組織を追放された時に創価を辞め保田妙本寺につこうかと思っていた時期がありその時に保田妙本寺について色々と勉強しました。保田を検討したのは保田は単立で身延ではなく一応は日興門流だったことと「万年救護本尊」があったからです。保田の信者に元創価・元法華講が多いのはおそらくそういう理由があるからでしょう。元創価からしたら学会は辞めても身延には行きたくない。かと言って正宗にも抵抗があるとなると、保田か西山ですが「万年救護本尊」があるという点で保田を選択する気持ちはよく分かります。元法華講としても正宗を去ったら保田に行くのが自然な流れでしょう。そういう意味では元創価・元法華講員でも保田に流れるの人たちは、まだ多少の救いというか望みがありそうにも思えます。私は検討の結果保田妙本寺にいくのはやめました。色々と理由があるのですが結局の所は「万年救護本尊」は大聖人の出世の本懐のご本尊ではないということと保田には血脈相承がないという理由からです。その辺については細かく書くとかなり長くなってしまうので今回は元創価班20期さんのコメントに即して簡単に保田妙本寺を破折します。まず、

▼本門戒壇の大御本尊は万年救護の御本尊のことだよと言われ何を言っているかと私の拙い教学で抵抗しましたが万年救護御本尊のことなど全く知らない私は、万年救護御本尊に書かれている讃文について言われ、何も知らないので分からないと時間言い返せなかったのが悔しくて。

ですが、本門戒壇大御本尊が万年救護の本尊であるというのは間違っています。ひとつは相貌が究竟された御本尊ではないということです。日寛上人の「観心本尊抄文段」に、

◇問う、弘安の御本尊応御本懐を究尽するや。答う、実に所問の如し。乃ちこれ終窮究竟の極説なり。

とあるように弘安期のご本尊が大聖人のご本尊の究竟の相貌なのです。文永11年の「万年救護本尊」は、1大聖人のお名前と花押が中央主題の真下になく名前と花押が離れて書かれているのでこの段階では人法一箇の義が顕されていない。中央主題の【南無妙法蓮華経日蓮】の文字こそ人法一箇を顕しているのです。2釈迦仏有縁の善徳仏と十方分身諸仏が書かれているので未究尽なのです。これについも日寛上人は、

◇問う、文永・健治の御本尊を究尽するや。答う、文永・健治の御本尊、多く分身及び善徳仏を挙ぐ。此れに相伝有り。或は仍文上を帯するか云云

とご指南されています。文永の「万年救護本尊」はまだその体相に釈迦文上を帯しているということで、その上で「万年救護本尊」の賛文である

□大覚世尊御入滅後 経歴二千二百二十余年 雖尓月漢日三ヶ国之 間未有此大本尊 或知不弘之 或不知之 我慈父以仏智隠留之為末代残之 後五百歳之時上行菩薩出現於世始弘宣之

を読むと確かに「大本尊」という記述はありますが、これは「上行菩薩出現於世始弘宣之」とあるように、あくまでも文上釈迦の仏法を帯し大聖人が外用・上行のお立場で書かれた本尊であるということです。(相貌が文上を帯びていますから)よってここに書かれている「大本尊」とはいままでの文上の本尊に対して「大」ということであり大聖人のご本尊の中で一番であるという意味ではありません。3「万年救護本尊」には提婆達多が書かれていないので地獄界がなく十界互具・一念三千の義が備わりません。このように「万年救護本尊」の体相は「戒壇大御本尊」にはなりえないのです。また「万年救護本尊」には授与書きがありませんので「一閻浮提総与」の意味を持って認められていませんから「戒壇の大御本尊」にならないわけです。さらに言えば「万年救護本尊」を「大聖人の出世の本懐である」と言った妙本寺の歴代貫主は一人もいないのです。次に

▼血脈も日目上人から実はその妙本寺の日郷上人が本当だとかいろいろ言われましたが、知らないことばかりで、自分の教学の無さに情けなくなりました

これまたバカげた話で、保田は戦時中は身延に合流しその傘下に甘んじました。正宗は単立を死守しましたね。身延と合流する時点で日興門流からすれば謗法でありその謗法が正しい血脈相承ならば今や日興門流は謗法ということになります。さらに保田は戦後に創価の仲介により平成7年まで日蓮正宗に帰属していました。もしも保田が血脈相承の正統者ならば正宗と合流し正宗の配下になるというのはこれまた謗法でしょう。さらに日興上人書写のご本尊は全て中央主題に「南無妙法蓮華経日蓮」と書かれてて明らかに弘安期のご本尊を書写していて「万年救護本尊」を書写した本尊は知る限りでは皆無です。なのに「万年救護本尊」を戒壇大御本尊と立てるというのはオカシナ話です。そもそも論を言えば「万年救護本尊」だって日郷師が無断で持っていってしまった御本尊で、大聖人から日郷師に与えられた御本尊ではありません。言い方は悪いですが日郷師が盗み取った御本尊です。また保田は積極的に折伏・弘教をしてませんね。大聖人の大願や日目上人の天奏の行動から今の保田のあり方をみれば血脈相承のを主張するなんて厚顔無恥にもほどがありますね。

▼大石の板御本尊を日興上人がかついで持って歩いたなんてありえないなどとぬかすんです。

これについては「バカなのか?」と笑うしかありません。日興上人が担いで運んだと思っているとは・・(笑)馬で運んだに決まってるでしょう(笑)

まだまだ妙本寺ついては色々ありますが今回はこの辺で元創価班20期さんのコメントへの回答とさせていただきます。


にほんブログ村


創価学会ランキング