創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

御講拝読御書研鑽(2020年3月・新池御書)

雪山の寒苦鳥は寒苦にせめられて夜明なば栖つくらんと鳴くといへども日出でぬれば朝日のあたたかなるに眠り忘れて又栖をつくらずして一生虚く鳴くことをう一切衆生も亦復是くの如し地獄に堕ちて炎にむせぶ時は願くは今度人間に生れて諸事を閣ひて三宝を供養し後世菩提をたすからんと願へどもたまたま人間に来る時は名聞名利の風はげしく仏道修行の灯は消えやすし

昨晩は御講に参詣してきた。今月は新型コロナの件もあるのでいつもより全然人も少なくご住職からの法話もなく30分程度で終わってしましってが、彼岸の塔婆供養を申し込みご供養もさせていただいた。そんなわけで今月は法話はなかったが拝読御書は上記の新池御書の一節だった。新池御書は大聖人信徒の信心の姿勢を学ぶのに非常にいい御書で創価時代から何度も研鑽した御書です。「雪山の寒苦鳥」というと学会2世・3世の人は子供の頃に絵本で読んだ人も多いと思う。インドの雪山という寒い山に住んでいる夫婦の鳥(架空の鳥)で、この夫婦は巣をつくらないいわばホームレスなのでメスは夜に「寒くて死んじゃうよ~」と鳴き、オスは朝「今日こそ巣をつくるぞ~」と鳴きます。ところが日が昇って暖かくなると巣をつくるという決意を忘れ呑気に過ごしてしまいまた夜になると「寒いよ~」と鳴くわけです。この寒苦鳥夫は本当にダメ夫で寒苦鳥妻もとんだダメンズウォーカーの夫婦です。そんな寒苦鳥は創価男子部では人気NO1キャラです。なにせ創価男子部の決意は一晩寝たら忘ちゃうから(笑)一切衆生のもまたこの寒苦鳥のようなものだと大聖人は仰せです。日々の生活を思い起こしても確かにと思うけどそれはさて置き仏法においては笑っている場合ではないです。「いやいや地獄なんてないし今の生活満足しているから」と言う人が大半だろうけど果たして100%そう言い切れるだろうか?日有上人の「連陽房雑雑聞書」に次のような言葉があります。

◇夫レ人間ハ隔生即忘シテ前世ノ事ヲ不レ知(夫れ人間は隔生即忘して前世の事を知らず)

「前世」はある(つまり来世もある)のだけど忘れてしまっているだけということです。(この言葉の次に今世で法華経を信仰する人は前世でも法華経を信仰したと続きます)そしてこの「前世」とか「来世」とかは「信じなければなくなる」というものではありません。もちろん100%あるかは分からないけど100%ないとは言い切れない。元SMAPの仲居くんではないけどその有無は「1~99%の間」のわけです。よく元創価の覚醒者を名乗る人達は、「来世なんてない。罰なんてない。地獄なんてない」と言い切りるけどその客観的根拠を示す人は皆無です。さらに大聖人仏法を否定する覚醒者たちが「信心なんてしなくても幸せに暮らせばそれでいい」と発言する姿は暖かくなったら巣作りをすっかり忘れて楽しんでいる寒苦鳥に思えます。百歩譲って当人はそれでいいにしても他者に向かって大聖人仏法を否定することを推奨するのは全く無責任だと思うね。大聖人は、

◆夫れ賢人は安きに居て危きを歎き佞人は危きに居て安きを歎く(富木殿御書)

と言われています。この仰せは仏法者だけに当てはまるのではなく広く一般的にも当てはまります。「信仰なんてなくても楽しいし幸福だ」というのはまさに「危きに居て安きを歎く」と思えるな。さて我々信仰者もまたともすれば寒苦鳥信心になりがちです。自分が苦しかったり辛かったりするときは御本尊に「この悩みが解決したら、唱題もたくさんします。折伏もします。ご供養もします。だから助けてください」って一生懸命祈るけどいざ問題解決すると、唱題はしない。折伏もしない。ご供養も参詣もしない。という風になりがちです。もちろん謗法を犯さず信仰を続ければそれはそれで成仏するかと思いきや、

日蓮が弟子等も亦是くの如し或は信じ或は伏し或は随い或は従う但だ名のみ之を仮りて心中に染まざる信心薄き者は設い千劫をば経ずとも或は一無間或は二無間乃至十百無間疑無からん者か(顕立正意抄)

と大聖人が仰せですから油断していると寒苦鳥嫁のように地獄で今度人間に成ったら絶対ちゃんと信心するから助けてくださいと泣くことになります。まぁ退転さえしなければ来世もまた大御本尊に縁できると日有上人も言っているので多少は安心だけどでもだったら地獄なんていく味わうことなく今世のうちに成仏しちゃった方がいいよね。

◆水のごとくと申すはいつもたいせず信ずるなり、此れはいかなる時もつねはたいせずとわせ給えば水のごとく信ぜさせ給へるかたうとしたうとし(上野殿御返事)

仏道修行とはこのように「水」のごとく在りたいものです。誰から何かを言われるのではなく、自分から進んで勤行唱題し御書を読み仏法を語りお寺に参詣しご供養をする。創価や顕正のような組織活動をしているとなかなかそういう信心はできませんよね。なにせ創価なんて選挙の時に折伏していると仏敵と呼ばれ追放されちゃいますから(笑)そんなわけで来月の御講までにはコロナも落ち着いているようご祈念しつつ今月も色々と頑張りましょう。


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