創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

御書研鑽(元創価班20期さんへの回答として)

創価班20期さんから御書研鑽のテキストについて質問があったのでソレについて書きます。元創価班20期さんが正宗版御書を購入とのこと。私も法華講に移籍してすぐに正宗版御書を買いましたが以前書いたように正宗版御書は編年体になっているのがいいですね。編年体だと佐前・佐後がすぐわかるし、何かの御書を読むときに同時期に認められた御書も読めるので研鑽対象の御書がより一層深く読めます。そしてなにより最初から読んでいくと大聖人の化導の次第がよくわかります。また正宗版は創価板には掲載されていない御書も数篇掲載されています。前置きはこの辺にして、

>そこで良ければお勧めの教学本などありましたら2〜3お教え下さい!

とのご質問の件ですが、1篇つづ細かく学ぶのであれば昔の創価が発刊した御書講義録でしょう。破門前の書籍で現在は新品は入手できませんが、メルカリやヤフオクで出品されていることが多々あるので古書になりますがテキストとして購入するのがいいと思います。まづは五大部の講義録から入手するといいと思います。まとめて出品されていることもありますが、1冊ずつならば一番最初は「立正安国論講義」がいいと思います。御書のどれから研鑽したらいいか?という問いに私はいつも「立正安国論」を最初に学ぶことを勧めています。大聖人の仏法は「立正安国論に始まって立正安国論に終わる」と言われているように、「立正安国論」には大聖人仏法の全てのエッセンスが詰まっています。立正安国論を研鑽し理解が深まればそれだけで折伏・弘教はもちろんのこと他宗の破折もできます。創価顕正会程度であれば立正安国論だけあれば十分に破折可能でおつりがくるくらいですね。

それと大聖人仏法を学ぶために欠かせないのが日寛上人の「六巻抄」と「文段」です。昔は創価でも「六巻抄」の研鑽とかもしてましたが今では日寛上人の教学を創価は学びません。御書解釈等で日寛上人の解釈を多用していますが肝心な部分を採用しないので創価は己義・我見のデタラメ教学になるのです。「六巻抄」と「文段」は大日蓮出版から販売されていますので簡単に入手できますが先ずは「六巻抄」ですね。「文段」はどちらかといえば御書の解説・会通ですが、「六巻抄」はまさに大聖人仏法の基本中の基本であり最も重要なことが書かれている教学を学ぶのに重要な書物です。むしろ御書を研鑽する前に「六巻抄」を研鑽した方がいいと私は思っています。まづ最初に大聖人仏法の基本をしっかり学びその後に御書を研鑽する方がより御書に対しする深い理解を得られると思います。なので「六巻抄」そして「文段」はいずれ近いうちに入手して欲しいと思います。それと御書講義録で研鑽すると各章ごとの研鑽になるのでややもするとブツ切れ研鑽になりがちですから対象御書の全体的な流れも押さえつつ研鑽をすすめるといいです(これは私の体験による所感です)

さて、最後になりますが教学力というのは一朝一夕で身につくものではありません。日々の勤行・唱題と全く同じで毎日の積み重ねが5年・10年と経って身につくわけです。また教学に完成形はありません。どんなに学んでも「これでいい」「もう理解した」などということはありません。なので毎日一節でも一行でも一文一句でもいいので御書を開いて読むということを心がけてください。常に手に取れる場所に御書を置いておくといいと思います。私も仏壇の近くに御書を置いていて朝夕の勤行後にほぼ毎日開いて読んでいます。最初は理解なんてできなくていいというか理解できなくて当たり前です。でも読んでいるうちに分かるようになります。私もそうでした。ぜひ御書を読むことを日課とし行学備えた日興門下を代表する論客になれるようお互いに精進しましょう。


にほんブログ村