創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

門外折伏・門内摂受。

前回の記事で「門内摂受」と書いたら「それってなんですか?」という質問をされたので少し書いてみる。正確にいうと「門外折伏・門内摂受」というのだけどこの言葉は日亨上人が日有上人の「化義抄」を註解された「有師化儀抄註解」に書かれている言葉です。有師「化義抄」の57条の

法華宗の大綱の義理を背く人をば謗法と申すなり、謗とは乖背の別名なる故なり、門徒の僧俗の中に加様の人有る時は・再三私にて教訓して用ひずんば師範の方へ披露すべきなり、其義無くんば与同罪遁れ難き故なり云云。

日亨上人は次のように註解されている。曰く

◇松野抄に十四誹謗を列挙し給ふは・常に誡め給ふ謗法の分釈にはあらず・故に此の中の第七の不信と第十の誹謗とを除きて余の十二の名称は使用し給ふこと少し、乖背の義も亦多く対外的にして念仏門徒等の上に被らしめ給ふ、対内的には宗綱に違反して信行の途立たざるが謗法なれば謗法の名は至つて重く謗法の罪は門徒の極刑なり、自ら律して針砭に供するは随意なりといへども・濫に他人を憎みて謗法の罪名を被らしむるは・若実若不実却つて其重罪を我身に招く恐るべし、近来間々巷途の説に聞く・何誰は何を為したり謗法なりと・悪言謹まずんばあるべからず、宗祖聖人も阿仏房尼に告げて・謗法にも浅深軽重の次第ありて強ちに悉く取り返へしのつかぬ重罪にあらず、軽き浅き謗法を知らず知らず行ふといへども・其人が色心相応の強信者ならば、強い信心の為に弱い謗法は打消されて罪とはなるべからずと云ふ風の仰せがありしは、全く門外折伏・門内摂受の意もありて・信徒を将護し給ふ大慈なるべし、況んや末輩にありては・自他互に警策し勧奨して寛厳宜しきを得て・異体同心の実を挙ぐべきなり、厳にも寛にも折にも摂にも・根底に大慈大悲の溢るゝあらずんば・万行徒に虚戯に帰せんのみ

「門外」すなわち外部に向かっては折伏であるという事は今回は置いておいて、「門内」すなわち同信の人たちに対しては「摂受」をもって接しないさいというご指南なんですね。日亨上人の上記のご指南を簡単に言えば「謗法」といっても浅深軽重があって全部が取り返しがつかないわけではなく強い信心で消せる謗法もあるから外(門外)に対しては謗法を強く責めても内(門内)に対しては摂受で包容しなさいということです。「阿仏房尼御前御返事」に

◆浅き罪ならば我よりゆるして功徳を得さすべし、重きあやまちならば信心をはげまして消滅さすべし

と仰せられているように浅い謗法であるなら許し重い謗法であれば信心を励ますのが門内僧俗の在り方なんですね。日因上人の有名なお手紙の一節に「一結講中」ということが書かれています。

◇「一結講中異体同心未来までも相離れ申すまじく候。中に於て一人地獄へ落入り候はば、講中寄合て救ひとるべし。一人成仏せば、講中を手引きして霊山へ引導すべし。

「門内摂受」と「一結講中」は相通じるご指南であり大聖人門下の法華講衆は守っていかないといけませんね。創価民は何かと言えば同じ会員に向かって「謗法だ」とか口にするけど(私も創価時代には散々言われてきました)、上記の日亨上人のご指南に

◇自ら律して針砭に供するは随意なりといへども・濫に他人を憎みて謗法の罪名を被らしむるは・若実若不実却つて其重罪を我身に招く恐るべし

とあるように自分自身の「謗法」を律するためにその言葉を使うのはいいが、何の根拠もなく他人を「謗法」呼ばわりするのは却ってその言った人間が重罪を蒙るのであり謗法なんだよ。謗法というのはだな、上記の日有上人のご指南の通り法華宗の大綱の義理を背く人」の事を言う。法華宗すなわち日興門下・富士門流の大綱とは何かと言えばその根本は「大御本尊」と唯受一人血脈に「信」を置くことだろ。その二つを捨てた創価こそ「謗法」だということ。だから創価は破門され「門外」になったわけだ。まぁそれはさて置き法華講内では「摂受」が基本だ。モチロン話の内容が教学的に間違っていたり道理に合っていなければそれを指摘するはするが相手を言い負かすようなことや、相手を軽く見たりすることはしないように、ましてや相手の信心を間違っているということは相手に対して「謗法」と言っているのと同義だからそいうことは法華講員になってからはしないようにしている。(創価男子部時代は幹部に「オマエおかしいだろ」とかよく言っていたが)まぁ創価の時と違って組織活動に積極的に参加しているわけはないから他の講員さんと意見対立することもあまりないのだが、先日の座談会の時のような場面に出くわしてしまたら、

◆又此の法門の一行いかなる本意なき事ありともみずきかずいわず してむつばせ給へ、大人にはいのりなしまいらせ候べし(陰徳陽報御書)

との大聖人のご聖訓を遵守し、見なかったこと、聞かなかったことにして何もいわずにただ心を平常にして題目を上げようと思っています。まぁ俺のような交戦部?好戦部?あがりの元創価民は「門内」の人を摂受してるより、「門外」のヤツを破折している方が性に合っているんだけどね(笑)


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