先日14日から沖縄県の辺野古湾への土砂投入が開始されました。
私は人権だの平和だのと軽く言う方ほど偽善者でもなければ厚顔無恥でもありませんが
今回の件は、沖縄知事選挙での民意を無視する形の強権的な政府与党のやり方には強い憤りを感じる。
米軍基地は日本には様々な面で必要だと思うので米軍は撤退せよ。なんてことはいわない。
ただ、最初から「沖縄県ありき」で、しかもデニー知事とも十分な対話もないまま
強権的に土砂投入を行ったことは間違っていると思うのです。
また基地移転の前に、「日米地位協定」の見直しとか先にやるべきことがあるでしょう。
そういうことはほぼ放置状態にしながら辺野古移転は実力行使するとは
一体、自公の与党はどこの国の国民を守りどこの国の国益を守っているのか分からない。
いまの政府与党のやり方はいつ自分達の住んでいる街に降りかかるかわからないという恐怖を感じる。
「辺野古は反対されたので、米軍基地を東京の南青山につくります」と言い出すかもしれない。
笑いごとでも他人事でもない。いま沖縄県で起こっていることは明日は我が身だと思っていないと。
「日本の国益のために沖縄県は我慢しろ」と思っている人は、自分の周りで同じような事が起きたら我慢するのか?
大抵は自分の事は我慢できないだろう。自分が我慢できない奴ほど他人には我慢を強いるものだ。
こんな公明党を創価本部は保身のためだが、いち学会員さんが何故に応援するのか?
私も活動家時代は選挙を戦ったが当時は野党。
「四月会」という「死学会」をもじってできた組織がこぞって創価を批判した。
そうした権力と戦うことこそ日蓮仏法の精神と思ったいた。
その後、与党になった時は納得いかなかったが与党中で権力と戦うという説明を信じた。
ところが今の公明党をみてみろ。
不倶戴天の敵だった「四月会」ながれを汲む「日本会議」の会合に公明党議員がヘラヘラと参加し、
自民党の強行を止めるどころか自民と一体となって強行を推し進めている。
今回の辺野古の件だって沖縄県の埋め立て承認撤回処分の一時停止を決断したのは国交省の石井大臣だ。
辺野古だけじゃない。消費税だってもともと公明党は反対していたはずがいつのまにやらである。
今回の辺野古埋め立ての件は公明党支持者であっても半数が反対なのである。
しかしそれを進めている勢力のひとつは公明党なのである。
ある学会員は今の沖縄県の惨状は「民主党に責任がある」などと馬鹿な事いう。
確かに民主党政権・鳩山総理は迷走はしたが、ならば自公が与党をやっていたら
基地問題はいま存在していないのか?といわれればそうではないだろう。
こんな連中が「先生が作った政党だから」と言って無批判に支援しているのが公明党だ。
で、もっと酷いのは先の選挙でデニー氏を応援した地元の学会員さんが
組織から排除されているとうこだ。
選挙で反対候補を応援したら活動停止とか思いっきり政教一致だよな。
逆らったものは排除する。逆らったものは制圧する。
やがて会員さん達は排除されるのが怖くて公明党を応援して学会活動をやるようになる。
いまでも、そんな思いを持ちなら学会活動している方も恐らくいるだろう。
もう、そういうのはやめにませんか?
話は逸れてしまったが、一部芸能人が辺野古反対の署名を呼びかけ10万人を超えたらしい。
私も何もできないが早速その署名にサインした。
ともかく一旦埋め立ては中断しキチンと話し合いをして欲しいと願う。