>創価が教える日蓮大聖人の教義で、ここは違うというものもありますか?
との過日のマカロンさんのご質問への回答を書きます。
結論から言えば、現在の創価が教える教義は全て大聖人仏法の教義ではありません。
創価の教義は教義ではなく「虚偽」そのものです。
各論は都度このブログにも書いていますし、これからも書きますが
根本の謗法はいつも言っていますが「大御本尊を受持しない」ということです。
「受持しない」理由として創価本部は、三大秘法の解釈変更をしたからと言ってますが
その三大秘法の解釈が間違っているのです。
きょうはその「三大秘法の解釈」の創価の邪義について書きます。
創価本部の新聞発表では
今回、三大秘法についての解釈を、次のように明らかにした。すなわち、
末法の衆生のために日蓮大聖人御自身が御図顕された十界の文字曼荼羅と、
それを書写した本尊は、ずべて根本の法である南無妙法蓮華経を具現されたものであり、
等しく 「本門の本尊」 である。
らしいのですが、この短い文章の中にはいくつもの邪義が書かれています。
まづ、三大秘法の本尊は「全て等しく本門本尊である」と、ここはいいのですが
それでは「三大秘法の本尊」の定義はというと、日寛上人は
◇実には是れ一大秘法なり。一大秘法とは即ち本門の本尊なり、
此の本尊所住の処を名づけて本門の戒壇と為し、
此の本尊を信じて妙法を唱うるを名づけて本門の題目と為すなり。
故に分かって三大秘法と為すなり。
とご指南されています。つまり三大秘法の本尊とは「一大秘法の本門本尊」から
開かれた本尊を「三大秘法の本門本尊」というのです。
逆に言えば、「一大秘法の本門本尊」に帰結するのが「三大秘法の本門本尊」です。
故に「一大秘法の本門本尊」に帰結しない本尊は真筆たりとも「三大秘法の本門本尊」になりえない。
では「一大秘法の本門本尊」とはどの本尊かと言えば
◆仏滅後二千二百二十余年には此の御本尊いまだ出現し給はずと云う事なり。(日女御前御返事)
などの、「仏滅後」の御文と
◆余は二十七年なり(聖人御難事)
の御文を拝すれば、弘安二年の本尊という事になりその弘安二年の本尊で
一閻浮提総与の本尊になりうるのは、本門戒壇の大御本尊以外ありません。
故に日寛上人は、
◇就中弘安二年の本門戒壇の御本尊は、究竟中の究竟、本懐の中の本懐なり。
既にこれ三大秘法の随一なり。況や一閻浮提総体の本尊なる故なり。
と言われているわけです。
つまりは、大御本尊から開かれ大御本尊に帰結する本尊が三大秘法の本門本尊であり
それらの「三大秘法の本門本尊」は等しいですが、
そもそも「三大秘法の本門本尊」ではないのです。
次に、御図顕された十界の文字曼荼羅と、それを書写した本尊は同じである。
と創価はいいますがこれもまた間違いです。
そもその「書写」ということが創価にはただ書き写すこと。程度の理解しかないのです。
細かく書きませんが、仏法における末法の書写とは、「受持の中の書写」です。
大聖人仏法においては「受持」の一行の中に、書写等の他の修行が含まれます。
故に書写とういのは、「ただ書き写す」行為ではありません。
あくまでも「受持」が根本にあった上での「書写」なのです。
創価の掛け軸は確かに日寛上人が書写しましたが
それを保有する寺院もコピーした創価も、大御本尊を受持していないので
創価本尊は「御図顕された曼荼羅を書写した本尊」ではありません。
日寛上人の書写された御本尊を勝手にコピーして改竄を加えた本尊風掛け軸です。
すなわち、根本の法である南無妙法蓮華経を具現されたものではないということです。
実は、「根本の法である南無妙法蓮華経を具現した」という教えも
池田教学・創価教学であって、日蓮仏法とはかけ離れた邪義です。
これについては過去にも書きましたし、
あまり長文になっても読むのが疲れると思いますので割愛します。
まだまだ、創価の本尊義についての邪義はいくらでもありますが
いずれにしても、創価の教義はこの根本の邪義をベースにしていますから
それ以外の全ても邪義・己義の類です。
◆本師既に曲れり末葉豈直ならんや源濁れば流清からず等是れ之を謂うか(太田入道殿御返事)
このように創価の虚偽(教義)は、大聖人仏法の教義など微塵ありません。
「大聖人の教えをベースにした創価の教え」など存在しないのです。
それをいうならば「大作センセの己義をベースとした創価の邪義」です。
それに騙されているのが、創価の会員さんやシニフィエさんのように
創価の邪義によって大御本尊すらも罵倒するような方々です。
マカロンさん。正宗信徒になれとはいいません。
でも、正しく大聖人仏法を学び、本当の大御本尊の法力・仏力を体験してください。
また、疑問や質問があればいつでもコメントしてください。
もちろん、批判や異論でも全然OKです。
誹謗中傷以外であれば何でも受け付けていますから。
今後ともよろしくお願いいたします。