創価ダメだしブログ

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御講拝読御書研鑽(2023年5月・諸法実相抄)

いかにも今度・信心をいたして法華経の行者にてとをり、日蓮が一門となりとをし給うべし、日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか、地涌の菩薩にさだまりなば釈尊久遠の弟子たる事あに疑はんや、経に云く「我久遠より来かた是等の衆を教化す」とは是なり、末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり

 

今月の御講拝読御書は『諸法実相抄』です。「行学は信心よりをこるべく候」という有名なお言葉が書かれている御書で内容も研鑽しがいのある内容の御書ですね。その中で今回拝読したのが上記の御文です。この部分だけでも盛りだくさんの内容ですが色々書いても長くなるので今回は【地涌の菩薩】にスポットを当てます。地涌の菩薩とはご存知でしょうが法華経地涌出品第で説かれる上行・無辺行・安立行・浄行の四菩薩とその眷属のことです。大聖人は『御義口伝』の中で、

◆経に四導師有りとは今四徳を表す上行は我を表し無辺行は常を表し浄行は浄を表し安立行は楽を表す、有る時には一人に此の四義を具す二死の表に出づるを上行と名け断常)の際を踰ゆるを無辺行と称し五住の垢累を超ゆる故に浄行と名け道樹にして徳円かなり故に安立行と曰うなり

と御指南されていて、四菩薩は仏法における(外道義は違う)常楽我浄を表わしています。この地涌の菩薩は別体・総体の立てわけがあります。別体とは四菩薩それぞれの事を指し総体の地涌の菩薩とは上記の「有る時には一人に此の四義を具す」とあるように一人の一身に四菩薩が具されていることをいいます。末法(有る時)においては、外用上行の日蓮大聖人お一人が総体の地涌の菩薩です。さて末法の凡夫は本未有善の衆生ですから正確には地涌の菩薩ではありません。それなのに大聖人は弟子檀那も地涌の菩薩に加えてくれるのかというと、日顕上人は『三大秘法義(すべては唱題から)』で、

◇大聖人は末法において妙法蓮華経を弘め唱える者はヽ男女共に地涌の菩薩の出現である仰せられている。しかしまた末法は釈迦仏の化導の仏縁による本已有善の衆生は消滅し、仏法に縁のない本未有善の衆生のみが生ずる時であるとも仰せである。この違いを、どのように拝すべきであろうか。これは、久遠元初よりの下種仏法の因縁と、久遠本果よりの脱益仏法の因縁が異なることによる。初めは本未有善として全く仏法に縁のない末法衆生が、妙法を受持し、題目を唱え又、折伏を行ずるとき、地涌の菩薩の命に生まれ変わる。したがって、久遠以来、妙法を行ずる清浄な地涌の徳がそのまま、その者の命となり、久遠以来の妙徳が生ずる。これが、妙法の不思議な功徳なのである。(31・地涌の菩薩の因縁)

と本未有善の末法凡夫のであっても唱題によって地涌の菩薩の妙徳を得ることができるので理としては地涌の菩薩ではないけど、事としては地涌の菩薩であるということです。本文の末尾に「皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり」と説かれているのはこのことです。もちろん、ここで説かれる「題目」とは三大秘法の題目です。三大秘法は一大秘法の戒壇大御本尊に帰結しますから、戒壇大御本尊から離れた「南無妙法蓮華経」の題目は無意味です。創価や顕正・身延等の異流儀・他宗派の「南無妙法蓮華経」の題目はいくら唱題しても地涌の菩薩の徳用はなく、それらの異流儀の僧俗は地涌の菩薩ではなく、「南無妙法蓮華経」と唱えている末法の荒凡夫以外の何者でもありません。だからこそ大聖人は本抄で日蓮が一門となりとをし給うべし」と言われているのです。言い替えれば戒壇大御本尊への身口意三業で信を取り通すということですね。さて、では地涌の菩薩の使命は何かというと、日顕上人は『三大秘法義(すべては唱題から)』の中で、

◇涌出品において、一、聞命のため(弘教の命を聞くため)二、弘法のため(法を弘めるため)三、破執のため(在世の衆生釈尊に対する強い始成正覚の執着を破すため)四、顕本のため(釈尊の本地を顕すため)との四の理由により地涌上行菩薩は出現し、釈尊より結要付嘱による四句の要法の南無妙法蓮華経を受けられた。(37・地涌出現と功徳)

と御指南されています。我々に即して言えば自行化他の題目の実践が大聖人と同意だということであり、自行化他の題目を実践して地涌の菩薩の妙徳を得ることができ、地涌の菩薩の眷属となれるのです。もっとも、『地涌の菩薩』といってもそれは法華経文上の教相で観心でいうなら大聖人の本地が御本仏であられるので、我々法華講員の本地もまた御本仏の弟子檀那ですから、地涌の菩薩をも上回る位にあると言っていいでしょう。ですから自行化他の題目の功徳は測りしれません。唱題行も折伏行も全て自分自身に積まれる功徳だと信じて日々精進していきたいと思います。

 

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