安倍晋三元首相が昨晩死去されました。昨日の昼過ぎに銃撃され危険な状況にあるという事を知り何とか一命をとりとめてくれるといいなと思っていたのですが、残念な結果となりました。ご遺族の方々にお悔やみを申し上げるとともに今朝の勤行・唱題の際に安倍氏のご冥福を祈らせてもらいました。私は特に安倍シンパでもなければいわゆるアベガーと言われるアンチでもない。首相としての安倍氏は外交は下手でしたが、中国・韓国・北朝鮮に対し毅然とした強い態度で臨んでいたのは個人的には高く評価していました。特に韓国に対する妥協しない姿勢はそれまでの首相には無かった態度で多くの日本国民は支持したのではないでしょうか。その反面で国内の政治手法は、強行・恫喝・欺瞞・隠蔽などを感じる言動が多く独裁者色が強い印象があります。今回の安倍氏銃撃は民主主義の根幹を揺るがす行為であると多くの人々が発言しています。言論を暴力で封じ込めるやり方はまさに民主主義を否定する蛮行であり愚行ですが、安倍氏・自民党、そして連立を組む公明党もここ10年余りの間で権力という名の暴力で民主主義を破壊してきたと思っています。例えば森友問題で公文書改竄を強要されそれを苦に自死した赤木俊夫さんなどは、まさしく安倍政権が権力という名の暴力で命を奪ったようなものだと思うし、先般の自民党大臣の「野党の話は一切聞かない」発言も民主主義を真っ向から否定する問題発言です。安倍氏の死は痛ましいことではありますが、多くの国民を疲弊させ日本という国を閉塞してしまったのは安倍氏と自公与党による所が大きいと思ってます。このような痛ましい事件が起こってしまった一因に権力が庶民を追い詰めたという背景もあることは過去の歴史をみても否めません。日本国民は大人しい国民だと言われ暴動を起こすような事は滅多にしませんが、現在の日本国民が置かれている状況はいつ暴動が起きてもおかしくないレベルだと感じています。ひろゆき氏がSNSで「社会に疎外されたと感じる日本人の多くは自殺を選んできたけど、他殺を選ぶ人が増えるという悪い予想が当たってしまってる昨今。そろそろ、蔑ろにされた人々に向き合うべきかと」と発言していましたが、その通りだと思います。政府はそろそろ蔑ろにされている多くの一般国民と真摯に向き合うべきでしょう。ただ山上容疑者にはそうした政治的な背景はなかったようです。山上容疑者のここまで報道されている供述によれば特定の宗教団体に恨みがありその宗教団体と近い安倍氏を襲撃したというのが犯行動機のようです。「特定の宗教団体」という報道はその後「特定の団体」と言い換えて報道していますが、具体的な宗教団体名を伏せて報道しているのでネットでは早くも統一教会や創価学会、顕正会や日本会議などの名を挙げて様々な憶測が飛び交っています。教団名を報道しないのは選挙期間だろうから創価学会なのではないか?という「ごもっとも」と納得してしまう意見も多く散見します。いたずらにプレスが教団名を匿名にするから無関係な教団にも迷惑をかける結果になっています。また山上容疑者の供述では母親が教団にのめり込み家庭崩壊した事が恨みを抱く原因とのこと。彼の供述がウソかホントか分かりませんが宗教による家庭崩壊は創価学会を含め新興宗教団体にはありがちなパターンでもあります。やがて色々と判明すると思いますが、相手が誰であれ理由が何であれ暴力を使い剰え他人の生命を奪う事は許されません。二度とこのような惨事が繰り返されないように願うばかりです。
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