創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

『宗内通俗問答大意』

先日、身延日蓮宗の記事を書いたので今日は『宗内通俗問答大意』の紹介しますね。

この書籍は、富士本智境尊師(広布院日奘贈上人)の著作です。師は九州開導の師と言われる妙寿日成尼の兄弟弟子でお二人は大石寺を誹謗する邪宗から正宗に移籍されました。富士本智境尊師は妙光寺の初代御住職で『妙光寺史』には「「(明治10年、20歳の時)浄土宗と戦える久代問答には30人を帰伏せしめ、翌11年には身延派妙法寺日庸と法論して、同寺檀徒総代を合む10人あまりを帰正せしむ。また念仏の本田久助丹波篠山にて法論を戦わす」と記されていて師は若き頃より他宗破折・折伏に尽力されていました。そして信徒より「自利利他のために宗内の法義邪正易解の冊子を得て、入門得道の階梯となさん」との要請を受け同書を著わしました。

同書は、身延一致派はもとより勝劣派の各門流(日隆門流日什門流日陣門流日真門流)も網羅していて当時の身延一派の邪義を分かりやすく破折されると共に当門流の法門法義を宣揚されています。本書は、昭和32年に創価学会から再版され、その再版の序に、「明治30年に発刊された『宗内通俗問答大意』をここに再版し発行することになった。 日蓮宗と称する各派の多い中で、7百年にわたり真に正法正義を伝承してきている正統嫡流は、独りわが日蓮正宗大石寺なることは、今さら問答・論議の余地のないところである。しかるにわが創価学会広宣流布の途上における大闘争を展開しつつある今日、明治の初年からどのような論争が行なわれつつあったかを知るのもまた有意義であり、さらに本書は宗義の奥底を各方面にわたって問答の形で詳述している。日蓮正宗の教学の大綱を知る上にもきわめて有意義であると信ずる。よって教学部長小平芳平君に命じて、若干の註釈を加え、漢文体のところはすべて述べ書きにして、再版することにした。教学部員を始め会員諸氏が本書を手にして、正宗教学の大綱を把握されるよう願うものである」と戸田会長が記しています。実はこの書籍の存在を知り創価学会版(再版)の中古本を入手しようと思っていたところ2年くらい前に御登山した折に暁鐘ショップで偶然発見して即買いしたのが画像の書籍です。本文は現代語訳になっていて読みやすく価格も450円と安価で中古本を数千円だして買わないで良かった~と胸を撫でおろしています(笑)このような書籍が発刊された幕末から明治時代の頃の身延派は一応はちゃんと法論をしていたのです。いまの身延のように「偽書、ギショ」ばかり言っていないで、ちゃんと自宗の法門を語っていたのですよ。法論の結果はどうであれそれが「法論」であり信仰者の在るべき姿だと思うんですよ。だから今の身延日蓮宗の僧俗は「情けない」と言ってるわけです。無信仰者の仏教の自由研究発表会じゃあるまいし信仰者なら信仰者らしくしなさいということなんです。また本書を読めば分かりますが創価の「小樽問答」。池田創価は正宗が身延との法論から逃げたなどと誹謗していますが、創価が主張した身延破折の法義・理論はすでに明治時代に正宗によって完成し発表されているのです。だから正宗の御僧侶が身延ごとき相手に逃げる理由なんてないのです。創価は日應上人の『弁惑観心抄』や本書に書かれている内容を代弁しただけなんですね。正宗の教義が身延日蓮宗に勝利したのであって池田創価が勝利したわけではないのです。ともあれ、この『宗内通俗問答大意』は身延日蓮宗邪義を知り正宗の法門を知り異流儀破折のロジックを知る上で非常に素晴らしい書籍です。もしもまだ暁鐘ショップで450円で販売中であれば売り切れないうちにご購入することをおススメいたします。

 

▼一日「イチ押し」お願いします!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 創価学会 批判・告発へ
にほんブログ村


創価学会ランキング