創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

創価教学じゃない御書講義(2021年12月座談会御書・聖愚問答抄)

されば一遍此の首題を唱へ奉れば一切衆生の仏性が皆よばれて爰に集まる時我が身の法性の法報応の三身ともにひかれて顕れ出ずる是を成仏とは申すなり、例せば篭の内にある鳥の鳴く時空を飛ぶ衆鳥の同時に集まる是を見て篭の内の鳥も出でんとするが如し。

年内最後の座談会御書は『聖愚問答抄(下)』の御文です。『法華初心成仏抄』にも同じ趣旨の御文がありますがそれは以前講義しましたので過去記事を参照してください。

過去記事はこちら▶ 創価教学じゃない御書講義(29年度8月座談会御書・法華初心成仏抄)

今回の『聖愚問答抄(下)』と『法華初心成仏抄』の違いと言えば、書かれたのが佐前(佐渡流罪前)か佐後(佐渡流罪前)かというところです。この『聖愚問答抄』は佐前の大聖人の鎌倉期の御書になります。『三沢抄』で大聖人が自ら

◆又法門の事はさどの国へながされ候いし已前の法門はただ仏の爾前の経とをぼしめせ

と仰せのように佐前の御書は大聖人の一期の化導の中で釈迦仏法における爾前経のような法義になります。佐前においては大聖人はいまだ三大秘法はおろか観心の本尊についても明かしていません(当然御本尊の御図顕もされていません)佐前における大聖人の化導は権実相対をメインに専ら口唱題目の流布にあります。創価民はこの佐前の御書を用いて「題目主義」「唱題即成仏」かのごとく考えますがそれは大聖人仏法の未顕真実の教えだけを捉えた浅はかな主張と言えます。大聖人の御書を読むときは爾前経を法華経をもって開会するのと同じように大聖人の出世の本懐である一大秘法の戒壇大御本尊をもって会通していくことが重要です。もちらんその会通は自分勝手にしてはいけません。極理師伝の御当代・御歴代上人の指南に沿った会通でなければ邪義・邪見となります。ですから御書を学ぶと同時に日寛上人の文段等の御歴代上人の御指南を学ぶことは御書を理解するために重要な教学になります。さてでは今回の御文を会通するとどうなるか?会通できない創価教学ではこの御文の直前に書かれている、

◆所謂釈迦多宝十方の諸仏上行無辺行等普賢文殊舎利弗目連等、大梵天王釈提桓因日月明星北斗七星二十八宿無量の諸星天衆地類竜神八部人天大会閻魔法王上は非想の雲の上下は那落の炎の底まで所有一切衆生の備うる所の仏性を妙法蓮華経とは名くるなり

この部分を創価では「宇宙の法則」とか「十界全ての衆生の仏性」とか訳しますがこの訳が大聖人の仏法を理解できていない低レベルの学会教学の真骨頂です。そもそも「宇宙のリズム」と合致した所で成仏できる理由がありません。上記の【所謂釈迦多宝十方の~】の御文は何を顕しているかいるかというと、まさにこれは御本尊の相貌を密示されているのです。ですから「宇宙のリズム」でも「十界全ての衆生の仏性」などではなく、ここに書かれている十界衆生とは御本仏日蓮大聖人の己心の十界であり御本尊のことなのです。言い換えれば御本尊の仏力・法力のことを言われているのです。大聖人御在世で本尊も顕れていないこの時は「南無妙法蓮華経」の題目を唱えることは即大聖人を信受することですから唱題を勧奨しているわけです。日寛上人は『観心本尊抄文段』で口唱題目について

◇問う、但信心口唱に即ち観行成就するや。答う、但本尊を信じて妙法を唱うる則は、所信所唱の本尊の仏力・法力に由り速かに観行成就するなり

と御指南されています。「観行成就」とは簡単にいうと成仏という意味です。つまり御本尊を信じて唱題すれば御本尊の仏力・法力によって成仏する。ということです。成仏の「成」とは「ひらく」という意味があります。つまり己心の仏界を開く(涌現する)ことなのですが、己心の仏界を涌現(開く)のは御本尊の仏力・法力によるものであって自力ではできないのです。そして御本尊の仏力・法力を得るためには御本尊に対する信力と唱題という行力が必要なわけです。この四力が冥合することを「観行成就」といい「成仏」というのです。今回の例えにある「籠の外の鳥」とは御本尊の仏力・法力の事であって「宇宙の全衆生の仏性」などというチンケでインチキなモノではありません。そして仏力・法力の根本・源泉が大聖人色心二法の体である戒壇大御本尊なのです。ですから戒壇大御本尊を捨てた創価民がいくら題目を唱えようとも籠の外には何も集まりません。ましてや仏力も法力もない創価本尊に集まってくるのは悪鬼・魔民の類です。ですから創価民は題目をあげれば上げるほど己心の三悪道・四悪趣の生命が涌現するのです。創価バリカツの言動・姿にそれが如実に現れていると思います。つまり創価本尊に題目なんか唱えてはいけない。不幸になるということです。今年も残り1カ月。悩みある学会員さんや信心ある学会員さんは年内のうちに創価活動を止め、できれば退会し、さらに出来れば戒壇大御本尊の許に戻り創価謗法の大掃除をして清々しい新年を迎えられますよう心からご祈念申し上げます。

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