創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

御講拝読御書研鑽(2021年8月・法蓮抄)

孝経と申すに二あり一には外典孔子と申せし聖人の書に孝経あり、二には内典今の法華経是なり、内外異なれども其意は是れ同じ、釈尊塵点劫の間修行して仏にならんとはげみしは何事ぞ孝養の事なり、然るに六道四生の一切衆生は皆父母なり孝養おへざりしかば仏にならせ給はず、今法華経と申すは一切衆生を仏になす秘術まします御経なり

今月の御講拝読御書は「法蓮抄」の御文です。私のお寺は今月はコロナ蔓延の影響で残念な事に御講が中止になってしまいましたので参詣だけさせていただき御講拝読御書のプリントをもらってきました。来月は御講が出来るように祈っていきたいです。では御書の研鑽にはいります。最初に外典にも内典(仏典)でも 【其意は是れ同じ】と父母に対する孝養は大切であると同じ内容が説かれていると言われています。しかし外典と仏法では孝養の大きさが違います。

儒家の孝養は今生にかぎる。未来の父母を扶けざれば、外家の聖賢は有名無実なり。外道は過未をしれども父母を扶くる道なし。仏道こそ父母の後世を扶くれば聖賢の名はあるべけれ(開目抄)

外典は「徳」を積む事が目的ですからいわゆる道徳について説かれています。道徳は確かに私達が生きる為に大切な事を教えてくれますが道徳は時代や国で違うし各個人の受け取り方によっても変わってきます。ですから外典では、今世で自分の父母だけに孝養を尽くし報恩できますが仏法では三世永遠に父母に対し孝養を尽くすことができ尚且つ本抄(法蓮抄)本文に【六道四生の一切衆生は皆父母なり】とあるように自身の父母だけではなく広げて一切衆生に孝養を尽くすことができるのです。ならば仏法ならば何でもいいのかというとそうではありません。上記の「開目抄」の次下に、

◆しかれども法華経已前等の大小乗の経宗は、自身の得道猶かなひがたし。何に況んや父母をや。但文のみあって義なし。今、法華経の時こそ、女人成仏の時、悲母の成仏も顕はれ、達多の悪人成仏の時、慈父の成仏も顕はるれ。此の経は内典の孝経なり。

と書かれているように法華経以外の経典では「孝養」の文字はあっても実義がありません。例えば法華経以外の経典には女人成仏が説かれていませんから母親は成仏できません。これは前回の「ペットの成仏」でも書きましたが一切衆生が成仏するのは「事の一念三千」の法理によるものでこの「事の一念三千」の体とは本門戒壇大御本尊です。法華経の秘術とは三大秘法であり三大秘法とは一大秘法である戒壇大御本尊に集約されています。さて、仏法では孝養とは成仏のことです。自身の父母そして広げては一切衆生に成仏してもらうのが孝養です。それは世法でいうとことの親孝行とは少し違います。

◆「世間の人々の思ひて候は、親には子は是非に随ふべしと、君臣師弟も此くの如しと。此等は外典をも弁へず、内典をも知らぬ人々の邪推なり。外典の孝経には子父・臣君諍ふべき段もあり、内典には「恩を棄てゝ無為に入るは真実に恩を報ずる者なり」と仏定め給ひぬ」(下山御消息)

◆一切はをやに随うべきにてこそ候へども仏になる道は随わぬが孝養の本にて候か、されば心地観経には孝養の本をとかせ給うには棄恩入無為真実報恩者等云云、言はまことの道に入るには父母の心に随わずして家を出て仏になるがまことの恩をほうずるにてはあるなり、世間の法にも父母の謀反なんどををこすには随わぬが孝養とみへて候ぞかし、孝経と申す経に見へて候(兄弟抄)

と御書にある通り仮に親に反対されたり懇願されても正しい信仰を貫き、またその信仰を親に話していく。つまり折伏こそが真実の孝養です。また日寛上人は報恩の要術として報恩抄の文段の中で、

◇不惜身命を名づけて要術と為す。謂く、身命を惜しまず邪法を退治し、正法を弘通すれば、即ち一切の恩として報ぜざること莫きが故なり。

と御指南されています。折伏は一切衆生に報恩感謝する要術なです。自身の親への折伏はモチロンですが「一切衆生は皆父母」ですから自分に縁する人々に下種をしてこそ一人前の正しい大聖人仏法の信仰者だと思います。お陰様で私も母を創価から正宗に戻すことができましたので今度は親族・友人など縁した方々へ要術をもって孝養を尽くしていきたいと思っています。まだご両親への折伏成就していない方もいると思いますが下種して祈っていくことが孝養の手本ですから焦らず怒らず怠らずでいきましょう。ケンカはだめですよ。外典の法にも

◆父母に孝あれとはたとひ親はものに覚えずとも悪さまなる事を云うとも聊かも腹も立てず誤る顔を見せず親の云う事に一分も違へず親によき物を与へんと思いてせめてする事なくば一日に二三度えみて向へとなり(上野殿御消息)

とあります。仏法以外のことでは両親に対して親孝行するのが大切です。なんて偉そうな事を言っていますが私も最近は母に会いに行ってません。先日お盆の墓参用にお樒を買ってきて欲しいと電話があったので、その時には母の好物の鰻でも一緒に食べようかなと思っています。

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