創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

大阪事件とは

今月3日(7月3日)は、

「入獄と出獄の日に師弟あり」と

完全な未活動家以外の学会員ならば

誰でも知ってる「大阪事件」のあった月。

学会の公式発表に従えば

大阪の参院補欠選挙

池田名誉会長(当時青年室長)が

国家権力国により無実の罪で投獄された日だ。

(その7月3日が戸田会長の出獄の日と同じなので冒頭の歌となる)

 

国家権力による学会への弾圧。

多くの活動家はそれを疑わない。

でも、実際はどうだろう。

確かに、池田・小泉は無罪になった。

無罪になった以上、この二人を逮捕・拘留したのは冤罪だ。

でも、この二人以外に実に40人以上の学会員が逮捕され有罪になり

そして学会から除名処分を受けた。

つまり創価学会員が大量に公職選挙法に違反したというのは事実であり

検察は起訴し、司法は有罪としたのだから

警察のよる逮捕は正当なものであり

これを国家権力による弾圧と呼ぶには無理がある。

これを国家に権力による弾圧といいたいのなら

創価学会として一点の非もなかったと事が前提だ。

学会としては、池田・小泉以外の末端会員を即刻処分したのだから

学会の組織と全く関係ない。というのか?

会員が勝手にやったことだから組織は全く関係ないというのか?

事件のあった昭和32年当時ならソレで通用したかもしれないが

今のこの時代にそんないい訳通用しない。

それどころか今の時代にそんなこと言ったら

組織としてのモラルが疑われる。

【会員が勝手にやったことなので、私たちには責任ありません。】

こんな言い訳が通るのなら苦労しない。

 

例えば、社員が個人の車を無保険で乗っていて仕事中に事故ったとしよう

その会社には責任がないのか?社員をクビにすればいいのか?

と言われれば答えはNOだ。

企業には使用者責任というものがる。

他人(従業員)に会社の仕事をさせるのら当然の責任だ。

また上司が部下に仕事を指示したのなら

そのやり方や法律上の注意などを細々指示しチェックするのも当然で

部下が勝手にやったことだから俺は知らない。

などという人間は人の上に立って

指導していく立場になるべき人格の持ち主ではない。

今の時代ならば池田・小泉はもとより戸田も有罪だし

かれらに指導者として

(剰え宗教的指導者)の資質はないと言われることだろう。

 

それにしても哀れなのは、逮捕拘留され有罪になり

更に除名にされ、しかも今でも悪し様に言われている元会員だ。

彼らは有罪も無罪もないうちに即刻処分された。

そこには、一人を大切にする。などという発想はまるでない。

昭和32年のこの頃に、すでに学会首脳陣には

会員は使い捨て・切り捨ての思想があったとしか思えない。

平会員は捕まっただけの時点で即除名。

小泉・池田は幹部だから除名されない。

こんな不平等が戸田会長の元堂々とされていたのだ。

よく考えて欲しい。

除名になった会員たちは

創価と関係ない犯罪で有罪になったのではない。

創価組織から言われた選挙運動をしたから有罪になったのだ。

創価学会や戸田会長が、政治・選挙なんてやらなければ

彼らは犯罪者になることはなかったし、

除名などという汚名を着せられることもなっかた。

 

学会から離れたら幸福ない。というならば

なぜ彼らを除名にしたのか?

それ以前になぜ信心・広宣流布と何も関係ない

選挙活動などやらせたのか?

そんなに選挙がしたかったのなら、

戸田会長以下幹部だけでやればよかったではないか。

信心と関係ない活動をさせておいて

ちゃんと指示徹底・管理もしないで

「オマエら勝手に選挙違反して学会に迷惑かけたか除名だ」

これが慈悲ある団体のすることなのか?

しかも、そうやって除名になった会員の屍を踏みつけるように

名誉会長だけがヒーロー扱いされている。

いくらなんでもひどい話だと大阪事件の経緯を知った時から思っている。

 

名誉会長の入獄。

学会では、国家権力からの弾圧として

まるで大聖人の受難と同じように感覚で言ってるけど

妙法故に難を受けた大聖人と

妙法と何の関係もない選挙活動で投獄されたセンセと

同じにするのは大聖人に対する冒涜だ。

こうした傲慢さがやがて大御本尊を捨てる因となっていたのだと

こうして時と共に知ることができる。

 

大阪事件。

それは国家権力との闘争でもなければ

広宣流布を阻む魔の出来でもない。

大勢の学会員が公職選挙法で逮捕されたという

稀に見る選挙違反の事件であり、

仏法的には何の意義もない単なる世法の事件。

それ以上でもそれ以下でもない。

 

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