創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

『創価学会教学要綱』のトリックを暴く④【僧宝】の虚言

今回の『創価学会教学要綱』の最大のトリック(詐欺)は「僧宝」の関する記述だ。結論を言えば、日興上人を巧妙に「僧宝」は外して事もあろうか創価学会を事実上の「僧宝」と定義した。いままで創価日顕上人から始まり日目上人までの「僧宝」を否定してきたのだから日興上人を「僧宝」から外すことは十分想定内で驚く事ではないが、大聖人仏法を破壊する創価の謗法教義を指摘・破折することは大聖人の信徒しての責務であるので『創価学会教学要綱』のトリック(詐欺)を破折しておきたい。同書では「僧宝は仏宝と法宝を伝える教団(サンガ)であるという本義の上から、日興上人を範とし、現代において南無妙法蓮華経を正しく伝持する教団である創価学会が僧宝に当たる」(趣意)と説明している。【日興上人を範とする】という表現が日興上人を僧宝から外したことを物語っている。「範とする」とは「手本とする」と解釈されるが僧宝(三宝)とは「手本とする」べき存在ではなく「帰依」する対象だ。同書は大聖人に対しても「範とする」という表現を使っていて大聖人(仏宝)と日興上人(僧宝)ともに「帰依する対象」から「手本とする人」に格下げしている。ここが今回の第一のトリック(詐欺)だ。さらに創価では何とか自分達在家教団も僧としたいが故に同書では戸田城聖の指導や学会員がまず読むことはないであろう「維摩経」「勝鬘教」などを持ち出して説明しているが御書の文証はひとつも引用していない。つまり創価の主張する在家=僧伽という大聖人の御妙判はないのである。また「維摩経」「勝鬘教」は在家が説法するという形式の仏典だが、維摩詰や勝鬘夫人を「僧侶」であるなどと説かれていない。サンガ(僧伽)とは出家修行者(比丘・比丘尼)の集団を指し、在家(優婆塞・優婆夷)の修行者を含む「パリシャド(四衆)」と区別したのが仏教の本義である。在家修行者も僧伽と呼ぶのは日本では明治時代に入ってからといわれ、創価の主張は仏法の本義でも何でもないウソである。ここが第二のトリック(詐欺)だ。

では百歩譲って在家教団の創価を「僧伽」と認めるとしても、「僧伽」=「僧宝」とはならない。僧=僧宝ならば、五老僧も身延僧侶も顕正会も全て「僧宝」になってしまう。日興上人が「大聖人の仏法を正しく継承・伝持した」(黒太字は創価学会教学要綱からの引用)というのは『二箇相承』に明らかだから当然のことで、重要なのは「大聖人の仏法とは具体的に何か」というだ。そのことを説明しない同書は「教学」のテイになっていない。創価教学は一番重要な部分を隠蔽するのが特徴でこれが第三のトリック(詐欺)である。日興上人が大聖人から継承・伝持した大聖人の仏法とは具体的には、

◆日興嫡嫡相承の曼荼羅を以て本堂の正本尊と為す可きなり(百六箇抄)

◆日興が身に宛て給わるところの弘安二年の大御本尊は日目に之これを相伝す、本門寺に懸け奉るべし(日興跡条条事)

との文証に明らかにあるように弘安二年の戒壇大御本尊のことである。創価学会に友好的だったと池田学会員がいう御歴代上人の御指南にも

◇大聖人は、興上弘教の熱誠を賞し、その功績の重大なるにともないて(中略)弘安二年十月十二日に、本門戒壇の大御本尊を興上に親付し、万年広布流溢の時、大戒壇に安置すべく堅牢の楠板に書写せられたり(日亨上人)

◇日興が身に宛て給ふと仰せられしは化導の大権法体付属の上からである(日淳上人)

◇日興が身に宛て給はるところの弘安二年の大御本尊、すなわち戒壇の大御本尊であります(中略)この弘安二年の戒壇の大御本尊こそ、日興上人が身延においてお受けして、身延の正本尊として安置し奉った(日達上人)

とあり、日興上人が大聖人から継承・伝持したのは【法体(戒壇大御本尊)】なのである。この【法体】が内証が存しているから「僧宝」になるのである。(僧宝の条件ともいえる)。そして法体の内証は日興上人が相承し日目上人以下の御歴代に至っている。これが「継承」である。そして日興上人以下内証法体を「継承」した御歴代上人はその時に合わせて信徒を指導し折伏を行じ戒壇大御本尊を厳護してきた。これが「伝持」だ。根本の【内証】の「継承」のない創価に僧宝を名乗る仏法上の資格はないのである。また【外用】の面から見ても戒壇大御本尊を棄て、更に今回は御本仏大聖人を釈迦仏の末法限定の仏と矮小化し、日興上人を単なる「お手本とする人」と下し僧宝外しを画策した創価は「南無妙法蓮華経」を正しく「伝持」している教団ではない。そもそも創価を「僧宝」というなら学会員は創価学会に「南無(帰命)」するカルト教団ではないか。いずれにせよ文証・理証の上からも、また内証・外用の上からも創価学会が「僧宝」であるという邪義は完全否定されるのである。以上『創価学会教学要綱』の三宝についてのトリック(詐欺)を全3回に亘って暴いてきたが、この『創価学会教学要綱』には他にも多くのトリック(詐欺)が書かれている。というより全体を通してトリック本である。それらのトリック(詐欺)も追々機会見て暴いていくがまずは基本である三宝に対するトリック(詐欺)を挙処してみた。少しでも法華講員各位の創価学会員への破折・折伏のお役に立てれば幸いである。またどうせ居ないとは思うが反論のある学会員はいつでも当ブログに反論コメントを書きいてくれて結構であるが教学の話をしているのだから教学で反論するよう予め伝えておく。

創価・顕正からの退会・正宗への移籍のご相談はメールでお気軽に。※正宗への勧誘目的ではありません。sokadamedasi@gmail.com

 

▼一日「イチ押し」お願いします!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 創価学会 批判・告発へ
にほんブログ村


創価学会ランキング