創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

御観念文の意味と意義①(初座)

以前も書きましたが勤行の時に読む御観念文は大聖人仏法の法門法義が書かれている大切な御文です。この御観念文を朝晩に読むことによって信徒である我々は知らず知らずのうちに大聖人仏法の根本の法門法義を身に付けます。ですから御観念文をおざなりにすることなくしっかりと読んでいくは大切な修行です。正宗では御観念は暗誦するのではなく経本を読むことを推奨しています。これもいつも書きますが勤行も御観念文も「読む」ことが基本です。五種妙行においては「読」と「誦」は別個の修行です。経文や御観念文を暗唱できたとしても勤行は「読」と「誦」を兼ね備えた修行ですから宗門の推奨する「経本を読む」ということを実践することに越したことはありません。諳んじる人も多いしそれが間違いとうわけではありませんが、私は創価時代の経験から基本を疎かにすることが修行を狂わせ信心を狂わせると思っていますので、勤行も御観念文も「経本を読む」ことを重視しています。前置きはこの辺にして御観念文の意味と意義について数回に分けて記事にします。初回は「初座」について書きます。最初に「初座」の勤行の時に東天を向く理由は大日天を諸天善神の代表として要約するとともに、日有上人の御指南に◇当宗に日天を先ず拝し奉る事は、日蓮事行の妙法を三世不退に日天の上に事に顕し利益廃退無き事を敬ふとして、先ず日天日蓮と得意して其の心を知るも知らざるも日天を拝し奉るなり」(日拾聞書)とあるように大日天に大聖人を拝するという意義によるものです。また初座で合掌するのは諸天善神に対してではなく日天・日蓮大聖人に対しての合掌であると伴に題目を上げる時の作法として実相印である合掌をするのです。合掌は身口意の三業のうちの「身業」ですから題目を上げる時に合掌をすると、「口」と「身」が揃ってここに「意業」が自然と備わってくるわけです。

【初座御観念文】生身妙覚自行の御利益・大梵天王・帝釈天王・大日天王・大月天王・大明星天王等惣じて法華守護の諸天善神、諸天昼夜常為法故而衛護之の御利益、法味倍増の御為めに

生身妙覚自行の御利益・・・「生身妙覚」とは『法華取要抄』に文殊弥勒等の諸大菩薩、梵天・帝釈・日月・衆星・竜王等、初成道の時より般若経に至る已来は、一人も釈尊の御弟子にあらず。これらの菩薩・天人は、初成道の時、仏いまだ説法したまわざるより已前に、不思議解脱に住して、我と別・円二教を演説す(中略)我ら天に向かってこれを見れば、生身の妙覚の仏、本位に居して衆生を利益する、これなり。と詳しく述べられていますが簡潔にいうと大日天等の諸天善神は釈尊の説法以前に不思議解脱の境地に住していて、法華本門の略開近顕遠の説法を聞き文底の妙法を覚知して妙覚の位に昇った名字妙覚であるということです。諸天善神はこの生身妙覚の位に居して衆生を利益していることを「自行の利益」といいます。例えば太陽(日天)はそのままの姿で衆生に利益を与えているということです。

②大梵天王・帝釈天王・大日天王・大月天王・大明星天王等惣じて法華守護の諸天善・・・ここは諸天人の代表として梵天・帝釈や三光天子の名前を挙げています。ここで重要なのはこれらの諸天善神は「生身妙覚」の位に登った諸天善神であるという事です。それ以前は同じ諸天善神でも法華守護の諸天善神ではありません。法華経を聞いて文底妙法によって名字妙覚の位になったので諸天善神はその報恩の為に法華経法華経の行者を守護する事を誓うのですから「生身妙覚の諸天善神」という所がポイントなのです。私達信徒が諸天善神という時は全て「生身妙覚の諸天善神」の事を指します。

③諸天昼夜常為法故而衛護之の御利益・・・「諸天昼夜。常為法故。而衛護之。」は法華経安楽行品の中の御文で、「諸天昼夜に、常に法の為の故に、而も之を衛護し」と読み下します。この後に「読是経者。 常無憂悩 。又無病痛 。顔色鮮白。」(是の経を読まん者は常に憂悩なく又病痛なく顔色鮮白ならん)と続きます。諸天善神が昼夜に法華経の行者を守護することは妙法受持の功徳のひとつです。

④法味倍増の御為めに・・・『平左衛門尉頼綱への御状』に◆夫れ以れば一乗妙法蓮華経は諸仏正覚の極理・諸天善神の威食なりとの御指南があるように南無妙法蓮華経の題目は諸天善神の食料(食事)ですから、初座の題目によって諸天善神の法華守護の威力が増すのです。創価員はよく「諸天善神に護られた」といいますが、創価インスタント勤行では諸天善神が守護する道理が無いという事がお分かりいただけましたか?創価員のみなさん。

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