創価ダメだしブログ

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御講拝読御書研鑽(2023年7月・聖愚問答抄下)

人の心は水の器にしたがふが如く物の性は月の波に動くに似たり、故に汝当座は信ずといふとも後日は必ず翻へさん魔来り鬼来るとも騒乱する事なかれ、夫れ天魔は仏法をにくむ外道は内道をきらふ、されば猪の金山を摺り衆流の海に入り薪の火を盛んになし風の求羅をますが如くせば豈好き事にあらずや。

 

今月の御講異読御書は『聖愚問答抄』でした。本抄は上下二巻からなり真筆は存在しません。また御述作の時期は古来いくつかの説がありますが本宗では文永5年説を採用しています。対告衆も不明ですが本文の内容から武士の身分にあった信徒だと思われます。愚人と聖人との問答形式で書かれている御書で前半は諸宗破折の内容で、現代の創価等の異流儀にも十分に通用する破折内容になっています。対論の時によく引用する御文も結構あります。そして当該御文は本抄の一番最後の御文です。愚人が妙法への帰依を誓ったことに対し聖人が不退転の信心を勧めています。【此の経をききうくる人は多し、まことに聞き受くる如くに大難来れども憶持不忘の人は希なるなり、受くるは・やすく持つはかたし・さる間・成仏は持つにあり、此の経を持たん人は難に値うべしと心得て持つなり(四条金吾殿御返事)】と言われているようにこの御本尊(妙法)は受けるのは簡単ですが、信心を続けていくこは難しい。何故なら妙法を受持するとからなず信仰を妨げようと苦難が現れるからです。逆に言えば信心の途中で苦難・逆境に逢うことは成仏が確定するということです。故に大聖人は『兵衛志殿御返事』の中で、【凡夫の仏になる又かくのごとし、必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり】と御指南されています。とは言われても我が身に降りかかる様々な苦難を喜ぶことはできませんよね。だから無理に賢者になる必要はりません。所詮、私達は末法の荒凡夫ですから賢者にはなれないのです。だから大切なのは賢者になることではなくて、「愚者にならないこと」なんです。大聖人の『開目抄』の有名な御文に【我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし、天の加護なき事を疑はざれ現世の安穏ならざる事をなげかざれ、我が弟子に朝夕教えしかども・疑いを・をこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし】とあります。ともすれば私達はいくら祈っても「諸天の加護がない」「現世が安穏にならない」と弱気になってしまう時があります。苦悩の最中は誰しもがそう思ってしまうことはあります。それでも、御本尊に対して自行化他の題目を唱えれば必ず諸天の加護があり現世も安穏になり成仏できると大聖人が仰っているのだから苦しくても辛くても信心を貫いていくことが大切なのです。苦難の時こそ「まことの時」です。ここで歯を食いしばって信仰を貫くか、疑いを起こしてやめてしまうかで将来に雲泥の差が生まれるのです。末法衆生にとっては「愚者にならないこと」が「賢者である」ことなのです。折角、御本尊に出会えたのですから心を翻すことなく信心を貫いて一生成仏をしたいですね。今月は唱題行の月です。唱題根本に暑い夏と自分自身の苦難を乗り越えていきましょう。

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