国会の安全保障関連法案に関する参考人質疑で
元内閣法制局長官らが「憲法9条に違反する」という発言をしたね。
正直、これでも公明党はまだ今国会でこの法案を通すつもりなのかね。
内閣法制局といえば、学会員に馴染み深いのは
憲法20条の解釈。
いつも言われる、学会と公明党との関係が
というか、学会及び学会活動家が
政教一致との世間の批判を受けるたびに持ち出すのが
内閣法制局が「政教一致に当たらない」という見解を示しているのだから
「政教一致」という批判は的外れであり間違っているという反論だ。
この反論が反論として可能なのは
内閣法制局こそ法の番人であり、
基準であり正義である。という前提である。
学会はそうした内閣法制局解釈の絶対性をもって
したり顔で反論できるわけだ。
その、内閣法制局の元長官が今回の安保関連法案を違憲としたのだ。
これは学会・公明党にとって重要な発言と受け止めるべきだろう。
この発言を無視して安保関連を法案を通すとなると
いままで、憲法20条の解釈において利用していた
内閣法制局の見解・判断が絶対ではない。と言うことになる。
そうなると、学会・公明は政教一致に当たらない。
という解釈にも何ら絶対性はないということになるわけだ。
「キミ達は政教一致じゃないって言ってるけど、ソレって単なる内閣法制局の解釈でしょ?そんなの何の正当性もないじゃん」
って話になっちゃうね。
自らが拠り所としてた内閣法制局の元長官の発言は無視できないのでは?
まさか、自分達の都合のいい見解だけ押してけて
都合の悪い見解は黙殺するわけじゃあるまい。
そんなわかり易いご都合主義を通すつもりなのか?
この辺の所を公明党はともかく、創価学会側はどう思うのだろうか?
創価学会の活動家も面々はどう思うだろうか?
支援することは、学会の標榜する平和運動・・・
いや大聖人のいうところの立正安国の精神に符号しているのか?
よくよく学会活動家は自問するべきだ。
・・・・と一応書いたものの
まぁ~それは無理なのはわかってる。
学会活動家の多くは自分達で考えることを放棄している人達だからな。
信仰も面もそうだが、政治となると更に考えない。
上層部に上手く丸め込まれてオシマイだ。
なにせ、ご本尊に関する見解ですら
自分達の都合で、コロコロ変えて
御書も切り文で都合のいい部分だけを使い都合の悪いところは黙殺。
日寛上人のご指南に至っては、ご都合主義の極み。
利用出来るところだけ利用して、
都合の悪部分は用いないと宣言までするのが今の学会幹部・活動家だ。
そんな身勝手な話を、いとも簡単に受け入れしまう人達だから
内閣法制局の見解など、自分らの都合に合わせてどうとでも勝手に解釈するのだろう。
こんな人たちが支援する政党・政治家などたかが知れているのだが
なにせ、彼ら(学会活動家)は、政治じゃなくて
信心として選挙行動をしているのだから
候補者なんて誰でもいいし、公約なんてどうでもいい。
ので本当にタチが悪いわけです。