創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

【法華経】サクッと解説③序品第一~薬草喩品第五

【序品第1】序品は、法華経全体の序分になります。釈尊無量義経を説いた後に、無量義処三昧の禅定に入って種々の瑞相を示ことが書かれいるが序品です。この瑞相は此土の六瑞と他土の六瑞に分類されます。此土の六瑞とは説法・入定・雨華・地動・衆喜・放光。この中の第六の放光瑞に照らしだされたのが他土の六瑞で、①六趣(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天)の六道に迷う衆生が見え②諸仏を見ることができ、③諸仏の説法が聞こえ④仏道を行じる者たちの得道するのが見え⑤菩薩たちが種々の相貌によって修行するのが見え⑥諸仏の入滅する相が見えたことを指します。これらの不可思議な瑞相について弥勒菩薩は一座を代表して文殊師利菩薩に質問しますが、文殊師利菩薩は過去の日月灯明仏の例を出し、この後に釈尊法華経を説くであろうと答えます。

【方便品第2】方便品から迹門の正宗分です。対告衆は智慧第一の舎利弗で法説周(上根)の正説段です。法華経での釈尊の説法は、正説段・領解段・述成段・授記段の四段階から成ってます。さて無量義処三昧入定していた釈尊は、安祥として起ち、問われることなく自ら説法を開始し(無問自説・随自意)、舎利弗に対し諸法実相・十如是を説き、一念三千の法門を明かします。これが略開三顕一の説法です。しかし舎利弗以下の大衆は理解できず法門に疑念を持ったので、舎利弗は詳説されるよう三度釈尊に請願し、許諾した釈尊によって、五千人の上慢の四衆が退座した後、『授学無学人記品』まで広開三顕一の説法が展開されます。『方便品』では、総諸仏・過去仏・現在仏・末来仏・釈迦仏が説かれますが(五仏章)、総諸仏の段で仏の一大事因縁と四仏知見が説かれます。また、教行人理の四について無量の法門を一仏乗に開会する仏の真意を示しています。続いて、過去仏、未来仏、現在仏、釈尊も、衆生教化のためには初めに方便の三乗法説いて機根を調えた後に一仏乗の法華経を説示するという、五仏道同の義を述べ、仏の真実の化導は三乗等の方便ではなく一仏乗のみであることを説示されます。この後、比丘偈と称される偈頌で長行の再説がされ、『方便品』の説法は終わります。

【譬喩品第3】前半では釈尊は、それまでの爾前経では記別を与えられることがなかった二乗の舎利弗に対して、大宝荘厳という時代(劫)に離垢という国土で、華光如来という名の仏になると記別(成仏の約束)を与えます。これが二乗作仏です。そして後半では、三車火宅の譬えが説かれます。この長行に続いて偈頌が説かれ『譬喩品』は終わります。また譬喩品には、以信得入(汝舎利弗、尚此の経に於ては、信を以て入ことを得たり)、不信謗法(若し人信ぜずして、此の経を毀謗せば、則ち一切世間の仏種を断ぜん(中略)其の人命終して、阿鼻獄に入らん)が示されています。

【信解品第4】信解品は、三周説法(法説周、譬説周、因縁説周)のうち、譬説周の領解段に当たり、上中下根のうちの中根である四大声聞(迦葉・目連・須菩提迦旃延)が、『譬喩品』後半の譬説周正説段で説かれた「三車火宅の譬え」を聞いて、開三顕一の法門を領解したことを「長者窮子の譬え」をもって釈尊に申し上げます。

【薬草喩品第5】『薬草喩品』は、迹門正宗分で広開三顕一が説かれる三周の説法の中の、『譬喩品』の後半から始まる譬説周の、述成段(対告衆による領解の正しさを認め仏様がさらに説き示す部分)になります。信解品で開三顕一を領解した四大声聞の「長者窮子の譬え」を受けて四大声聞を讃嘆すると共に、彼等に甚大な功徳を更に理解させるために釈尊は「三草二木の譬え」を説きます。「現世安穏。後生善処」はこの品に出てきます。

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