奉安堂の東側の開白橋を渡った杉木立の中に『十二角堂(位牌堂)』があります。南側には五重塔、北側に大納骨堂がありその中間地点辺りです。この十二角堂は、総本山第19世・日舜上人の代に、御影堂の北東に建てられていた御歴代上人墓地の後方に建立されました。その後、貞享4(1687)年、第22世・日俊上人の代、正徳2(1712)年、第25世・日宥上人の代、明治42(1902)年、第57世・日正上人の代、昭和35(1960)年、第66世・日達上人の代に改築・再建されtれ、昭和44(1969)年6月に現在の場所に移転されました。見た目通り、十二角で形造られている堂宇なので十二角堂と呼ばれています。また、十二角堂は、堂宇の形態が五輪で建立されているので、別名、『五輪堂』とも称され、さらに第2祖・日興上人以来の御歴代上人の御位牌が安置されているので、『開山堂』『位牌堂』とも称されています。堂宇の内部は、中央の須弥壇に、第56世・日応上人の常住御本尊が御安置されていて、その周囲に、日興上人以来の御歴代上人の小角五輪塔が御安置されています。この五輪塔は、御歴代上人が御遷化あそばされてから、三十五日忌に御安置されます。総本山・大石寺では、毎年8月14日に墓参の儀が執り行おこなわれ、十二角堂でも、御法法主上人猊下の大導師のもと、御歴代上人への御報恩の読経・唱題が奉修されています。

日蓮正宗では、位牌は葬儀の時に白木位牌を使用し、その位牌は四十九日に寺院に修め、他宗で本位牌と言われる黒塗りの位牌は作りません。その代わりに過去帳を作り朝晩の勤行の時に追善供養をします。過去帳には、大聖人・日興上人はもとより、日目上人以下、第67世・日顕上人まで(今日現在)の御歴代の法主上人の御命日が記載されています。この十二角堂を建立された意義を踏まえれば、法華講員はできるだけ過去帳をつくり、大聖人・日興上人・御歴代上人と自身の有縁の人々への追善供養を毎月していくことも大切だと思います。
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