チューラパンダカは、私達にとっては周利槃特(すりはんどく)という呼び名の方が馴染みが深いと思います。周利槃特と摩訶槃特(マハーパンダカ)は、兄弟で仏陀の許で修業をしていました。最初に兄の摩訶槃特が出家します。摩訶槃特は非常に優秀で直ぐに阿羅漢になると、弟の周利槃特も出家させます。ところが周利槃特は兄とは正反対で愚鈍で頭が悪く、摩訶槃特がひとつの詩句を覚えるように命じても、いつまでも全く覚えられず、とうとう摩訶槃特から「家に帰れ」と見放されてしまいす。頼りにしていた兄に見放され、祇園精舎の門の辺りで泣いていた周利槃特を見つけた仏陀は声をかけ摩訶槃特との経緯をきくと、周利槃特に「お前は兄の許に出家したのではないのだから兄に帰れと言われても気にすることはない」と言い、自分の許で修業させることにしました。そして仏陀は周利槃特に、「塵を払い、垢を除かん」の句を唱えながら掃除をすることだけを教えました。しかし最初は、「塵を払い、垢を除かん」の句も覚えられず、仏陀からそれならば何も考えずに、雑巾で修業達の履物を清める事だけに専念するように命じられました。毎日掃除しているうちに周利槃特はついに「塵を払い、垢を除かん」の句を覚え、さらにその句を唱えながら毎日の掃除に明け暮れていると、最初に真っ白だった雑巾が自分の手垢で黒く汚れている事に気付きます。それを見た周利槃特は、人の心も汚れやすいという事にも気が付いたのです。仏陀はそんな周利槃特に、「そなたの心もその雑巾のように、怒り、貪り、執着で汚れているのだ。それを払い、除きなさい。」と教え、数カ月たっても一句も覚えることができなかった、大愚の周利槃特はついに悟りを開くことができました。日蓮大聖人は、『三三蔵祈雨事』で、「すりはんどく(周利槃特)は、三箇年に十四字を暗にせざりしかども、仏に成りぬ。提婆は、六万蔵を暗にして無間に堕ちぬ。これひとえに末代の今の世を表するなり。あえて人の上と思しめすべからず。」と仰せです。提婆達多のようにいくら頭が良くても、信心がなければ地獄に堕ちるが、周利槃特のように愚直な信心を貫けば成仏するのです。これは仏法に限らず、一般世間でも同じです。何事に対しても愚直にストイックに取り組むことが大切なのです。スポーツ選手でも、お笑い芸人でも、成功している人は例外なく「ストイック」です。仮に表層上の成功はなくても、愚直に生きている人は輝いてて、人間的魅力に満ちています。私は、「何かのマニア」の人の話を聞くのが好きです。自分の全く知らない事でも、マニアの話は面白くとても惹かれます。それは、自分の好きなことに愚直なまでにストイックだからと思います。物事はなんでも、「マニア」「オタク」といわれて一人前だと思います。周利槃特は信仰者のみならず、全ての人々が模範とすべき姿だと思っています。
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