富士市にある『霊蹟本山岩本山(がんぽんざん)実相寺』に行ってきました。『霊蹟本山』というのは日蓮大聖人が滞在した寺院に与えられている称号で山号が『岩本山』です。平安時代の久安元年(1145)に鳥羽天皇が法皇時代に、比叡山横川(よかわ)の天台宗僧侶・智印法印に建立させた元々は天台宗の寺院です。その後正嘉2年(1276)、智海法印が改宗して日蓮宗となり、智海法印は日源と改名しました。永禄11年(1568)に武田氏に侵攻され大伽藍を焼失し多くの僧侶が殺害されましたがその後再建されました。この実相寺に大聖人は入山され一切経を閲読されて『立正安国論』を著されました。また大聖人と日興上人が出会われたのもここ実相寺です。実相寺には円珍(智証大師)が唐から持ち帰った2組の一切経の内の1組が安置されていて(もう1組は三井寺)、実相寺がいかに巨刹だったかを物語っています。実相寺は標高193㍍の岩本山の南斜面西部に広がる寺院で、頂上の『岩本山公園』は富士市の夜景スポットとして有名だそうです。麓から岩本山公園までハイキングコースになっていますが、ハイキングなどという生易しいものではなく私は途中で断念しました。往路はギリなんとか行けても復路が無理です(笑)。健脚の方は岩本山公園を目指してください。眺望がいいらしいですよ。(見たかった。残念)それと境内には猫がたくさんいて猫好きの私は満喫しました。こんなこと知っていれば「ちゅーる」を持って行ったのに(笑)。


総門の脇にお寺の無料駐車場があります。また総門の近くに境内案内板があります。


総門を過ぎるとすぐに二天門があります。阿形・吽形の一対の仁王像が両脇にあります。仁王像があると元天台宗ぽい感じがします。


二天門を過ぎると、正面に書院・庫裏・妙法堂があり、右手に鐘楼があります。鐘楼の裏手にトイレがあります。私が確認したところトイレはここだけみたいです。


書院などの北側にまだ新しい感じの本堂がありました。


本堂から更に奥に行くと祖師堂があり、祖師堂の奥に一切経蔵と高座石があります。高座石は大聖人が実相寺に滞在中に寺内の学僧に説法した場所だと伝えられてます。ここまででハイキングコース全行程の半分くらいでしょうか。ここからは完全に山登りという感じになります。ゴールを目指したのですが途中の見晴台でギブ(笑)。そこから引き返してきました。もっとも、ここから先は特に大聖人と所縁のあるような伽藍や場所はないので後悔はありません。法華講員さんが行くとしたら、一切経蔵・高座石まででいいと思います。この辺までなら色々と見物しながら行けると思います。
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