石橋貴明の過去の言動を非難する意味がわからない。

中居正広の一件から端を発したフジテレビのセクハラ・パワハラ問題で、今度はとんねるずの石橋貴明の過去のセクハラ・パワハラが取り上げられ話題になっている。石橋が癌を理由に活動停止を公表した直後の文春砲だったので尚更色々な憶測を呼んでいるようだ。石橋には元々好感を持っていないが、彼の過去の番組内外での言動を非難する意味は全く分からない。確かにいまの時代に過去のとんねるずやダウンタウンの番組を視ても面白いどころか引いてしまうが、その当時は松嶋菜々子や篠原涼子がイジられているのを私を含め多くの視聴者が爆笑してて当時は何の問題も無かったわけだ。そもそもドリフのコントの時代から、TVのお笑いにはエロとバイオレンスはつきものだ。そうしたお笑いがウケていた時代の出来事・言動を現在のコンプラに当てはめてるのは無意味だろう。少し前に『不適切にもほどがある』というドラマが流行ったが、昭和時代なんて親も教師も体罰なんて愛の鞭。上司の女子社員へのセクハラはコミュニケーションの一貫。24時間戦えますか？の就労。その他諸々、昭和～平成初期なんて、令和の世界観から見たらキ〇ガイの世界だ。また、創価学会員はよく「戦争中に軍部に協力した」と当時の日蓮正宗を非難するがそれも同じロジック。仏教界における戦争協力というのは、日本の勝利を祈願したり金属供出や土地提供などだが当時の社会はそれが正しい事だった。それを今になって戦争責任を問うなんて売国左翼か中国・朝鮮人くらいだ。そうした時代背景を全く考慮せず現在の価値観で過去に許されてきた行動を非難するなんてナンセンスである。そんなこと言い出したら、江戸時代の武士の切腹なんてパワハラだし、大奥は究極のセクハラだからそうした描写のある映像を放送するのはコンプラ違反ではないか。忠臣蔵や白虎隊などもっての他である。過去の戦争や不幸な出来事を擁護するつもりはないが、時代背景を無視して現在の基準で過去を非難するのは、頭が悪すぎると思う。そのような悪い時代もあったけど現在は良くなったね。という話でいいじゃないか。中居正広や松本人志はアウトだと思うが、石橋の過去を非難する意味がサッパリわからない。ハラスメントは絶対に良くないが、「何でもハラスメント」のこうした現代社会の風潮は昭和時代よりも不自由で恐ろしいと感じる。今のこの時代もやがて「令和のあの頃はキ〇ガイの世界だっと」言われる時が来るかも知れない。