創価ダメだしブログ

創価・顕正、その他異流義破折と日蓮大聖人の仏法を正しく伝えるブログです。日蓮正宗への勧誘サイトではありません。

富士門流の法難⑨(弘化度法難)

江戸末期の弘化3年~4年にかけて惹起した『弘化度の法難』は、法難が惹起した地名から『猫沢法難』とも呼ばれている法難です。(また『猫沢問答』とも呼ばれます)。当時の柚野(ゆの)村(現静岡県芝川町)には、大石寺末の蓮成寺がありその近辺に一致派(日蓮宗)の妙覚寺・光徳寺・円恵寺等がありました。事の発端は、弘化3年1月22日に蓮成寺檀徒の政兵衛の母の葬儀に光徳寺の日逢が参列したことで葬儀の導師をしていた蓮成寺留守居の諦妙師等と口論になり(日逢が大石寺キリシタンと同じと暴言を吐いたため)村役人も立ち会っ末に日逢がわび状を書く結果になりました。この一件を日逢等日蓮宗側は遺恨に思い日々奸策を巡らせます。当時、隣村の猫沢村では信徒離れで廃寺同然だった日蓮宗妙覚寺の復興の計画があり、日蓮宗では強力な布教師として定評があった円恵寺・日寿を招聘しました。日寿は以前より折あるごとに「大石寺は外道である」「片輪の宗旨である」「大石寺僧俗は無間地獄に堕ちる」などと文理によらない論説で大石寺を誹謗中傷していた人物です。現在の創価が正宗にする誹謗中傷とよく似ています。この日寿の説法が猫沢村で行われるという情報をつかんだ蓮成寺の僧俗は結束してこれに対処することにしました。また総本山・大石寺でも当時大石寺に登られていた便玉・道林・玄道の三師が諦妙師とともにこの問題にあたることに決定します。この時に大石寺の代表の任を受け賜った玄道師は『八戸法難』を起こした玄妙房日成師です。こうして準備万端で迎えた9月5日当日の日寿に説法は相変わらずの文理によらない大石寺誹謗に終始し剰え説法の間にザルを持って供養を集まるばかりか、その場で本尊や守り札の販売、くじ引きまでする始末でこの報告を聞いた便玉・道林両師はその日にうちに日寿と法論すべく役人に許可を願いでたものの法論の許可は下りませんでした。そこで、便玉・道林・諦妙の三師は翌日妙覚寺に乗り込み日寿との対面を申し出ましたが節操のない対応で逃亡を図ります。(まるで浅井昭衛)そして4時間の押し問答に末に大石寺側は庫裡に上がり座り込み身延派側は本堂に陣取って双方が対峙する膠着状態になります。座り込みは数日に及びその間大石寺側は謝罪と撤回を求めるものの日寿は全く姿をみせません。座り込みから6日目の9月11日にようやく日逢等は「日寿の大石寺誹謗の説法については必ず後日説明する。その間は日寿の身柄は預かって勝手なことをさせない」という一札を際入れ一応は大石寺側もこれを了承します。ところがその後になっても身延派側から日寿の所論に対する誠実な回答もなく(これも創価にそっくり)、更には身柄を拘束しているはずの日寿が再び加島近辺で大石寺誹謗の説法をしているという情報が入り、ついに大石寺檀信徒の怒りは頂点に達し500名の檀信徒の総意の元21名の檀信徒に連判状を総本山に提出し理非の糾明を願い出ました。当時はこうした訴訟は訴えた側が不利になることが多く大石寺では慎重に手はずを整え、10月23日に当時寺社奉行の訴え起こす時に必要だった役寺の添書の申請をします。そして翌弘化4年1月30日に本格的な訴訟をおこすこと決定したのですが、日逢等は出訴を妨害すべく役寺中の一致派と内通し添書が下りないよう工作した挙句に逆に大石寺の悪口(27箇条)を奉行所に訴えるという奸計を弄します。これにより添書の入手は不可能な状況になります。こうして添書申請から5か月経過した4月22日に覚遠房日成師が入牢覚悟で寺社奉行に直訴を決行しまさに異例のことながら訴えが取り上げられ、日寿・日逢等は叱責を被った上に大石寺へ詫び状を差し出すように命じられます。また身延派に加担した役寺にも呼び出しが行われました。こうして奉行所で約半年間の吟味の末に弘化4年12月16日に裁許が下りますが身延派の悪逆は明らかでしたが喧嘩両成敗という裁定になりました。日寿は関係者の中でも最も重い中追放、日逢は逼塞(謹慎)等、全部で6名の僧俗が処罰されました。大石寺側も所払いや押込みなどの処罰を受けるとともに、日英上人にも等閑という処分が及ぶ結果になりました。日蓮宗側は6名に対し大石寺側が法主上人を含む44名は処分を受けるという不条理な結果となり法難は終結しました。『弘化度法難』は大石寺信仰に対する信徒の熱い思いが伝わっていきます。現代でも創価顕正会等が盛んに文理によらない誹謗中傷を大石寺に向けて発しています。それはまさしく日寿と同じです。こうした者どもをみて黙っている法華講員さんも多勢いますが、我々の先輩たちはそうした誹謗中傷に憤りを感じ黙って見逃さなかった。そうした先人たちの思いや行動を私達は見倣い受け継がないといけないと私自身は強く思いした。そして誹謗中傷する人間は必ず逃げる。創価顕正会員がそうであるように。逃げても追いかけて捕まえて正すくらいの気概を持っていたいと思います。

 

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