創価ダメだしブログ

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【7・3 創価学会師弟の記念日】の嘘くさいエピソード。

今日、7月3日は【創価学会師弟の記念日】です。「出獄と入獄の日に師弟あり」と創価民には有名な池田大作の一句のとおり大阪事件にで池田大作が逮捕されたのが昭和32年7月3日です。

★大阪事件・過去記事はコチラ▶大阪事件とは - 創価ダメだしブログ

創価公式サイトでは、【池田青年室長が逮捕された7月3日午後7時というこの日この時刻は、くしくも、1945(昭和20)年に戸田第二代会長(当時理事長)が出獄したのと同日同時刻でした。夕張から羽田経由で大阪に向かう池田室長を見送りながら、検察による取り調べの過酷さを身をもって知っていた戸田会長は、池田室長の肩を抱き「死んではならんぞ。大作、もしも、もしも、お前が死ぬようなことになったら、私もすぐに駆けつけて、お前の上にうつぶして一緒に死ぬからな」と語ったといいます。また、池田室長が拘留されている間、戸田会長は衰弱した体をおして、みずから大阪地検に室長の不当逮捕への抗議に出向きました。池田名誉会長は「足もともおぼつかぬ憔悴したお体で、手摺にしがみつくようにして階段を上り、大阪地検にも抗議に行かれた。後にその話を聞き、師のありがたさに、私は涙した」と語っています。のちに池田名誉会長は、7月3日にちなみ「出獄と入獄の日に師弟あり」と詠み、無罪の判決を見届けることなく生涯を終えた恩師を偲びました。(太字はSOKAnetからの引用)】

と代作小説に書かれている戸田会長と池田大作の美しい師弟の姿を史実として公開しています。私も創価活動家の頃はこの話が実話であると信じていましたが、これが調べれば調べるほど実に「嘘くさい」のですよ。まず細かい事を言えば戸田会長と池田では入獄した場所が違います。戸田会長は「刑務所」ですが池田は「留置所」です。「留置所」とは通称「ブタ箱」と言われている警察署の中にある場所ですから刑務所は全く違うのです。「刑務所」と「ブタ箱」同列に扱うのはちょっと無理筋です。ここはさて置き、池田逮捕当時の新聞は、

■さる四月の参院大阪地方区補選の際の創価学会選挙違反を追及している大阪府警捜査二課は、三日夜、<住所略>創価学会渉外部長池田大作(二九)を公選法違反の疑いで自宅で逮 捕した。(日本経済新聞S32・7・4夕刊)

■大阪の参院補選違反を追及中の大阪府警捜査二課では三日午後七時、<住所略>『創価学会』渉外部長兼参謀室長、池田大作(二九)を公選法違反容疑で逮捕した。(毎日新聞S32・7・4)

と報道しています。また当時の創価の機関誌では池田の逮捕日を7月4日と報道しています。これらの史料で分かることは創価公式や人間革命で書かれてる「昭和32年7月3日、午前ーー山本伸一は千歳空港をあとにした。大阪府警に出頭するためである。(略)府警に着くと、早速、伸一は公職選挙法違反の容疑者として取り調べられ、午後7時過ぎ、待ち受けていたかのように逮捕されたのである。」(太字は小説・人間革命より転載)との記述はフィクションで、3日に北海道から羽田経由で大阪府警に出頭して逮捕されたのではなく、3日は東京の自宅で午後7時に逮捕されその後大阪に連行され4日に大阪府警で身柄を拘束されたという方が信憑性が高いです。ですから「出獄と入獄の日」は戸田の出獄は3日で池田は逮捕が3日で入獄(ブタ箱行き)は4日ということになり同じ日ではありません。また3日は自宅で逮捕されていますから創価公式に記載さている羽田空港での戸田会長の見送りは不可能です。よって「死んではならんぞ、大作」云々というエピソードも架空か空想の可能性が高いでしょう。また戸田会長が大阪地検へ抗議に行った話も嘘くさい。これらのエピソードは戸田城聖全集に一言も書かれていませんし昭和32年のこの時期に戸田会長が憔悴している様子も当時の戸田会長の発言等からは窺うことができません。(むしろ元気溌剌・やる気満々です)さらに言えば「午後7時」という同時刻の一件は、池田の逮捕は報道に午後7時とあるから確定ですが、戸田の出獄時間は戸田自身の書いた『若き日の手記・獄中記』の中に、「三年間の独房の生活。ついに確心取った。弟子本尊の本当の生活意識をとりもどした。その日のくるまで、御本尊様からお許しはいただけなかった。七月三日午後八時、ついにお許しを得て、七二九日目で台町の家に帰った。」と書かれています。そう、出獄は午後7時はなく午後8時なのです。『若き日の手記・獄中記』は戸田本人がリアルタイムで書き記しているのですから間違いようがありません。まとめると戸田の出獄は7月3日午後8時で池田の入獄は7月4日の時間不詳(逮捕は7月3日の午後7時)というのが客観的な史料より導き出される結論になってしまいます。どこをどう見ても、【池田青年室長が逮捕された7月3日午後7時というこの日この時刻は、くしくも、1945(昭和20)年に戸田第二代会長(当時理事長)が出獄したのと同日同時刻でした。】という創価公式発表のような結論にはならないのです。【くしくも同日同時刻】などと、あたかも偶然不思議の一致のように発表していますが、「くしくも」でもなければ「不思議」でもないのです。事実を曲げて作為的に【同日同時刻】にしたわけですから。これは数々の池田神話を作り出した手法と同じ手口です。しかし池田の小説や随筆だけなら、「池田の妄想のフィクション」で済まされるけど、公式サイトでこういうデタラメを発表していいんですかね?もちろん創価公式発表が事実で私のこの記事が事実誤認である可能性もありますが、ならば創価民さんなら誰でもいいので【くしくも同日同時刻】だったという事を証明できる客観的な事実を示してもらいたいですね。もちろん、創価公式さんでもいいですけど。いずれにせよ今日7月3日の【創価学会師弟の記念日】のエピソードはこのように非常に胡散臭い。というかもうこれはウソでしょ?池田神話を無理やり作ろうとするからあちこちボロが出ちゃんだよな~。池田ジジイの妄想に付き合って特別なエピソードなんて作らなくてもいいと思うんだけどなぁ。怪しい新興宗教団体だから何か素敵なエピソードが欲しいのだろうけど、池田絡みのエピソードって作れば作るほど怪しさが増すから逆効果だと思うよ(笑)

 

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